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思い その79「人の顔に現れるこれほどの怒り その思いはさておいて…」


怒り イメージこのサイトではタイムリーなニュースとやらを取り扱う事はありません。ニュースサイトではありませんので。とまあ、それはどうでもいいとして、その時々に様々、思いが染み出してくる事を取り上げては拙い文章にまとめています。ですが、今回書こうとしている事は、先月のことで、その時にすぐに書こうかと思ったのですが、どうにも表現のコアに不純物が混じりそうなので、しばらく頭の中で宙ブラリンにしておきました(故に、すでにタイムリーではないのですが…)。個人的にその時のインパクトはホント、非常に強かったので、すぐに書こうかと思ったのですけど。

何やら変な前置きになりましたが、その出来事とは米ニューヨークで開かれた国連の気候行動サミットで、あの16歳の少女、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんの演説です。内容は、十分な温暖化対策を怠ってきた各国への怒りをダイレクトに訴えたあの(今や有名な)演説です。その「もう逃がさない」「よくもそんなことができる ”How dare you" 」との怒りの語気にも気圧されたのですが、私がとにもかくにも驚いたのは、その彼女の表情です。アメリカ大統領に向けられた怒りの表情、演説時に各国代表を睨みつけるようにして演説した時の怒りの表情…。その怒りに満ちた表情に、私は「人はこのような怒りをその顔に現すことができるのか…」としばし内臓がずり落ちたよう気持ちになった次第で。いえ、これまでに何度も人が怒った表情は見てきましたし、自分でもそんな表情を人に向けたことはあります。が、あの少女の怒りの表情は…。

その後、彼女の演説は各方面で毀誉褒貶にあっていますが、どうにもネガティブなほうが多いように思います。もっとも、そのこと自体には多少無責任を感じつつも、私には関心がない「政治的な」ことで、それゆえ、前述したように、その時のインパクトは強かったのですけど、「表現のコアに不純物が混じりそうなので、しばらく頭の中で宙ブラリンにして」おいたのです。やはり、こうした出来事は「政治的」な思惑の中で転がされ、何が何やら分からなくなるのが通弊ですから。私に息が止まるようなインパクトを与えたのは失礼ながらその演説ではなく、彼女のその「怒りの表情」のみなのです。それが私の感じた「コア」なのです。

まあ、個人として、「地球温暖化」という世界的な問題に全く無関心というわけでは決してないのですが、ここではそれが「書きたいことのコアではない」ので、無責任との誤解はご容赦。

で、話を彼女の「怒りの表情」に戻します。私はそこで彼女の表情にそれほどのインパクトを一体どうして受けたのかと言うと、シンプルに言えば「本当の怒りの表情とはかくも『悲しみ』にも近いものなのか…」です。さらに言葉をふり絞って表現すれば、「世の中に喜怒哀楽というものがありますが、それらは常に混在したものであり、それぞれが個別に存在するものではなく、深い怒りと同じ次元に深い悲しみがあるならば、それがあのような表情となって現れるのでは…」です。

今から書くことは、下手をすれば誤解を受けそうな気がしますし、「お前はアホか」なんて言われそうに思いますけど、委細承知で行きます。私はあの少女の「怒りの表情」に思わず「阿修羅(あしゅら)」の顔を思い出したのです。一般的に言われている「鬼のイメージを持った修羅(しゅら)」ではなく、日本の興福寺蔵、国宝の、あの「阿修羅像」です。ちなみに、阿修羅はもともとは仏教の神ではなく、ヒンドゥー教、もしくはそれ以前から存在した神のようで、詳しいことは専門書に任せるとして、「天界の帝釈天との戦いに敗れて地に堕ち、修羅界に生きた」という話はキリスト教の「大天使ミカエルと堕天使ルシファー」の話を彷彿とさせます。これは、いつか別のコンテンツで書いてみたいと思いますけど、ここではとにかく「怒りの表情」についてがテーマです。

国宝である阿修羅像の本物は見たことありませんけど、画像では何度も見ました。天平の傑作、阿修羅像の表情には他の仏像と違って、非常に「人間的」なものを感じます。ある大学の教授が「マイクロソフト社の感情測定技術(どんなものなのか、興味津々…)」を使って、200体以上の仏像の表情を(人間的なものとして)数値化したそうです。殆どの仏像の表情には特定の感情がない「中立」の数値が最も高かったそうですが、阿修羅像の表情には「悲しみ」と「喜び」を現す数値が含まれ、特に正面右方向から見る表情には「悲しみ」の数値が高くなる傾向にあったとか…。戦う神「阿修羅」を写したその像の表情には「悲しみ」があり「怒り」の傾向はみられなかったようです。

あの天平の傑作阿修羅像には三つの顔があります(三面六臂:さんめんろっぴ)。その顔は、若い青年の表情であるとか。あの少女(16歳)の「怒り」の表情の中に、その怒気と同じくらいの量の「悲しみ」を同時に感じてしまったのは、私だけでしょうか。彼女に関しては、いわゆる「発達障害(アスペルガー症候群とやら…)」との少なからずネガティブな報道もありましたけど、「それがどうした、関係ない」、です。あの怒りの表情は「天界、宇宙、地球」から彼女に送り込まれた、「本物の怒り」のように思えます。あまりに、物事を「美しい」方向に解釈しすぎていると言われそうな気もしますが、私はとにかくストレートに、あの表情から重すぎる「怒り、悲しみ」を感じました。

この話に関しては以上です。彼女の訴えである「地球温暖化」については、書いてみようにも、私自身の文章力では追いつきそうもありません…。

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