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思い その78「充実した、なんて息苦しいでしょ 無駄こそ楽しいもの」


無駄 イメージ イラスト唐突ながら、人の生き方なんてそれぞれで、どのように在れば良いのかなんて誰にも分からないし、捉えどころのないモノと思います。自分自身、ある程度の年まで生きてきて「来し方」を振り返ってみても、「後悔」は多々あり、「まんざらでもなかった」も皆無でもなく、削除希望の「恥」なんて嫌になるほどあります。そんなことを毎日考えて生きている訳ではないのですけど、ふと子供の頃の事を思い出し、特段の脈絡もなくそこからここまでの事に想いを至らせることがあります。その中で、いまだに妙なくらい自分が「なぜそう思ったのか…」なんて考えることがあります。個人的なことですので、ご興味など無い方が多いと思いますが、書きます。

あれは小学校を卒業して、中学校に進み、最初のクラスで担当の先生からお話をされていた時の事です。まあ、特段記憶に残るような話でもなかったのですが、その中に「充実した学校生活を…」なんて言葉を耳にした時、「なんじゃそりゃ…(方言)」と反応したことをたまに思い出します。別に変な言葉でも、創作的な表現でもなく、そこら辺にある定型的なものでしょうけど、なぜかそれが妙に「嫌な感じの言葉」に思えたのです。何故でしょう…? 「充実」って言葉を、愛用の新解さん(国語辞典)で引いてみます。「必要な内容・設備・力が十分に備わっていること」、とか…。「内容・力」ってのは分からなくもないですけど、「設備」って表現は、新解さんらしいような、そうでもないような…。

で、先ほどの先生様のお言葉にあった「充実した学生生活を…」って言葉に、この新解さんの解説をテキトーに当てはめてみると、「必要な内容・力が十分に備わっている学生生活を…」ってなことでしょうか。これは素直に「必要な内容・力が備わるような学生生活」ってことでいいのでしょうが、「必要な設備が備わるような学生生活」ってのは、「お勉強して(いい大学に入っていい企業に入って)立派なお家を立てて、高級車に乗りましょう」とかって意味なんでしょうかね。まあ、ここの所は茶化しとして置いといて(でも結局はそういう意味でもあるような)、この「充実」って言葉には優等生的で「型にはまった」毎日を想像してしまうのです。それを否定するわけではないのですが、強く感じたのは「つまらんのぉ、そがぁなんわ…(方言:つまらねえよ、そんなの)」ということです。

実際、「充実した学生生活」、いえ、「充実した生活」って、改めて考えると何でしょうね。やることなすことが全て「必要な内容・力(加えて設備…)」につながる生活なんでしょうね。

ハッキリと言います。「そんなの、無理です」。何故なら、「結果として必要な内容・力」というものはあり得ると思いますけど、「何のために」というのがそこからはスッポリと抜けています。「充実した学生生活」なんて言葉はあちこちで聞きますけど、要は「ちゃんとお勉強しなさい」程度の意味でしかないでしょう。我ながらしつこいとは承知していますが、そんなの「くっだらねえ」し「息が詰まります」。イチャモン付けているだけのようなので、少々は理屈でイチャモンをつけます。「充実」の反意語は何でしょうか? 解説に「必要な…」とありますから、「不必要な…」でしょう。これでは直截的過ぎるので、私は「無駄」であると考えます。

さて、こんな個人的な考えの記事なんて、とっくに読むのを止められていると思いますけど(てか、誰も読まないか…)、ここからが本題です(何の…)。「充実した生活」とかの中に「笑い転げたり」「ワクワク・ドキドキ」したり、「後ろめたくも楽しい…」ってな、嗜好性の高い「モノ・コト」は含まれるのでしょうか。まあ、含まれないでしょうねえ。「笑い転げる」のに「必要な内容・力」なんて必要ないですから。自分の生活を「楽しくしてくれる」ものは、そのほとんどが「無駄」なものであると思います。例えば落語を聞いて笑い転げて、「あー、充実した」なんて言いませんわな。花見に行って、酔っ払って、「あー、充実した時間を過ごした」なんて思いませんよね(思う…?)。自分が嗜好することで楽しんでいる時、例えば、パチンコやったり、競馬やったりしているとき、「充実」なんて言葉、どこかに浮かんできますか?

「無駄」だからこそ楽しいんですよ。別に、どーでもいいことだから楽しいんです。人の生き方をどうのこうのとは言いませんが、私自身は「無駄」を楽しんでいるのが、自分の生き方の姿であると思っています。いまだに、時々ではありますが、子供の頃に聞いた「充実した学生生活を…」なんて言葉を思い出すと、「ヘッ!」と思うのです。オヤジになって、ますますその想いが強くなってきます。我が身を楽しませることができないような生き方は「息が詰まる」し「つまらない」、です。

ちなみに、新解さんで「無駄」を調べると、「せっかく何かをしても、それだけの効果が無いこと」だそうで。なんか、解説に苦労しているように感じます。それもそのはず、「むだ」を「無駄」と書くのはそもそも「借字(かりじ、しゃくじ)、当て字(あてじ)」だそうで、本来は「擬態語(ぎたいご)」であるそうです。つまり、「むだ」という言葉そのものに意味があるのではなく、そうした状態を音にしたものであり、例としては「つるつる」「きらきら」「こっそり」「だらだら」「ぼんやり」など。「する」を付けると動詞として使えるものもあるようです。解説するの、難しい筈。

で、「むだ」って漫画の「ジョジョの不思議な冒険」にある「ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ!」みたいに、元気いっぱいの掛け声にもなって、「ツルツルツルツルツルツルツルツルツルツルツル!」って蕎麦喰ってるのと同じような擬態語なんだから、特定の意味になんか縛られない、意外と広い世界を持った言葉かも(変?)。「充実人生」とかいって、真面目腐って体壊すまで働くより、所詮は「好きでもない事なんか、できねえよ」って開き直って、「ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ!」って鳴くキリギリスさんで生きていくのも楽しいかも。お勧めします! 楽しい世の中になるかも。って、ダメ…。

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