「不思議」「怖い」「変」を普通に考える。タイトルバナー

思い その73「路上での孤独死 そんな景色が見える国」


暗鬱 イメージ最初からこんなことを言うのはおかしな事ですが、この記事はあまり「書く気がしない」のです。もう、書く前からなにやら脱力感というか、情けなさというか、「世の中なんてこんなもんだよ」って不貞腐れのような感情がまとわりつくような思いで、キーボードを叩く指が重くなってきます。だったら書くなよな、って言われますよね。全くその通り…。しかし、書かなきゃ「気が済まない」って気持ちが、頭の片隅からどうしても消えないのです。書きます。

なにやらこの国の国土交通省とやらが「所得の少ない人やお年寄りらの賃貸入居を『断らない住宅』を増やそう」として、よく分からない制度を作ってけっこうな数字を勝手に目標として掲げ、その「賃貸入居を『断らない住宅』」の登録を図っているようですが、2020年までに17万5千戸(根拠なんてねーよな)の目標に対して、現状622戸、目標の0.4%だそうです。まあ、この国の役人が考えることですから「浮世離れ」しているのは仕方のないことですわな。これ、昨今の高級官僚連中のボンクラぶりや、私がかつて仕事で霞が関のいくつかの省庁で見かけたボンクラ(ホンマ、モンスタークラスのボンクラ…)連中を見ても嫌になるくらい明らかな事なのですけど、これって「やっぱりね…」って思いに、食欲が落ちそうな展開なんです。

何でこの施策が上手くいかないかって理由にはいくつかの事が考えられますけど、最大の理由は「官僚が考えた事」だから。この連中、世の中知らないし、自分たちを優秀だと勘違いしているし。で、毎度のことですが、自分たちで汗をかいて動くことを前提にしないで、その制度の推進を各自治体に押し付けているだけみたいです。他にも考えられる理由として大きなものは、対象となる「家主」連中への具体的なメリットが明確でない事。この世が「慈善の心」でできていると考えているか、国のやることには喜んで誰もが賛同すると多分本気で考えていると思いますよ、官僚って。各自治体も、当然「押し付けられたこと」だから及び腰でしょうね。やる気ねえよ、てな感じで。

あー気が重い…。キーボード打つ手がだるくなってきます。が、続けます。で、この国土ナンタラ省とかが考えた制度について説明すると、2017年10月に施行された「新たな住宅セーフティーネット法」(国語力ゼロ。日本語で表現しろよ。意味分かんね)に基づいて新設されたものだそうで、繰り返しになりますが「低所得者や高齢者、障害者」などの「住宅確保要配慮者」の入居を家主が断らない住宅を自治体に登録してもらうというもの。ね、この辺で、こんな施策が上手くいくわけないって、皆さん、お分かりになりますよね。トドメはですね、なんと、その登録に家主側へ「手数料」を自治体が求めているってこと。全部じゃないみたいですけど、多いようです。まあ、国土ナンタラ省が事業(余談ですが、役人は自分たちの施策を何故か事業と呼ぶみたい。殆ど倒産…)を行う自治体を募ったら、数十程度の自治体が多分シブシブと手を挙げたようです。で、原則、その事業を行うかは各自治体に任せるという事になっているようです。もうこの段階でこの「事業」は「倒産」です。アッという暇もないほどの瞬瓦解。

ちなみに、登録した家主は、空き家の場合の改修工事に最大計200万円、家賃補助に月最大計4万円の支援を自治体から受け取ることができるそうです。が、具体的にその仕組みがよく分かりませんね。やってる方もよく分かってないんじゃない。

大体ですね、家主とかって連中は家賃の滞納が一番怖い訳で、高齢者や障害者の入居を快く引き受けるはずはありません。以前、不動産屋と話したときに、「例えば、どうやってもアパートや家を借りられない人ってどんな人です」という事に興味があったので聞いてみた時、答えは単純明快。「まあ、高齢の方で定職の無い方とかは無理ですね」。で、私はフリーランスですけど、家を借りる契約書の職業欄に、自由業って書くのも面倒くさいからその時契約のあった会社(一部上場企業で、勤務が契約の条件)の名前を書いて、そこの契約社員だと記入したら、それをみた不動産屋から「え、正社員じゃないんですか」なんて言われたもんで、小バカにされたような気がして、ちょっとムカ付いた顔でメンチ切って「それがなにか?」と言い返すと、「あ、いえ」なんて言葉を濁していましたけど。要するに、「定職(お給料)のあるサラリーマン」が国民の常識的な姿なのでしょうね。バカヤロー、そこら辺の給料取りに稼ぎで負けるか(遠吠え)!

前述の不動産屋が答えた、家を借りることができない人「高齢で定職がない」なんていくらでも拡大して解釈できますよ。要は家賃が払えそうにない人、でしょ(=社会的弱者、困っている人たち)。そうした人たちは今、減っているのでしょうか、増えているのでしょうか。当然増えているからこんなテキトーな施策を、やる気のないボンクラ省が考えざるを得ないのでしょう。バブルが弾けた辺りのニュースで、高齢の夫婦が、家賃滞納でアパートから家財道具を家主に路上に放り出されたってニュースを思い出しました。

この国にはすでに起こっていることがあるのですよ。孤独死もそうでしょうけど、その最期の場所が、「路上」であるという可能性が高くなってきていると考えます。その対策は? だからこの記事を書いたのですけど、「無い」のですよ。これから大量死の時代を迎えることでビジネスチャンスと考えている銀行や葬儀屋、介護サービスの企業は多いでしょうが、その対象にならない「路上での孤独死」、不謹慎ながらこれは「野垂れ死に」、つまり「道ばたなどに倒れて看護もされずそのまま死ぬこと」「行き倒れ」の増加する景色が、すぐそばまで迫っているのです。

それを否定してくれる「考え」「事実」「備え」があるならば、知りたい。

「思い徒然」編 目次へ



【商品検索】Powered by Amazon

↑「すべて表示」をクリックするとAmazon.co.jpの検索結果一覧に移動します。

■これからギターを始められる方のご参考にでもなれば。
「雑学を楽しむ」サイト
テキトー雑学堂 バナー
「花を楽しむ」サイト
花を飾る バナー


■サイトポリシー ■プロフィール
■お問い合わせ
ページトップへ戻る

Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Ureagnak All Rights Reserved.