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思い その67「他の者だってやっているじゃないか! は、正当な言い訳」


マツボックリこれは子供の時から「へ理屈」と片付けられてきたことですが、それに納得などしたことはありません。今でも、「人というのは『考える』という行為を軽くスッ飛ばしてしまうものらしい」との思いがあります。どういうことかといえば、少なからずそうした事を経験された方がいると思うのですが、子供の頃に悪さをして大人から怒られた時に、「ボクだけじゃなくて、○○くんもやっているのに! どうしてボクだけが…!」なんて言い返すと即座に、「人の事は関係ない! 自分が悪いことをしたと反省しろ!」なんて判子で押したように言われませんでした。私、ガキのころから「へ理屈」屋だったのか、何度そのようなことを言われても、言った大人がアホ(考えていない)と思っていました。今でも。

その根拠(へ理屈?)はこうです。もし、「他の者も自分と同じような悪さをしても、それは関係なく自分の悪さを反省しろ」と言われれば、一見まともな言葉のようにも聞こえますが、では、他の者は別途、反省を求められるのでしょうか? 殆どの場合、そのようなことは無かったと思います。見つかった者だけが非難されて終わり。まあ、運が悪いと言えばそれまでですが、ここに私はふたつの不合理を感じてしまうのです。一つは、では、他者の罪を訴えることは清く正しい人にしかできない事なのか? 悪人(とされた者)には他の悪を非難することは許されないのか? そしてもう一つは、似たようなことかもしれませんけど、もしその悪を行ったのが、悪ガキを怒っている者(この場合大人)だった場合、その者は「俺も悪いことをしたけどそれは関係なくて、お前が悪い」という理屈を認めることになるのではないか、という事です。

と、私があまり可愛いガキではなかった事、認めますけど、このガキの「へ理屈」にキチンと答えてくれる大人は一人もいなくて、言えば言うほど「へ理屈」として、奈落の底へ落ちていくような気分でした。要は「片方が絶対的な正義で、片方が絶対的な悪であるといったことなど、無い」と言いたいだけです。大人がこう言って怒るのなら、私はある程度納得していたと思います。「なに、あいつもか! お前もここに来い!」と言って、悪ガキが枕を並べて怒られるのなら。

「他の者も自分と同じような悪さをしても、それは関係なく自分の悪さを反省しろ」って言葉、一体どこから出てくる考えなんでしょうか? 道徳? もしくは、怒る側の美意識? まさか「人の道」とか…。そもそもですよ、道徳だろうが何だろうがいいのですけど、そんなものがあるというのは「それが必要だから」でしょ。つまり、「無い」のですよ、本来道徳なんて。人が絶対的に「善」であり「悪」を行わないとしたら、ヒョイと偶然生まれた一つの「悪」に次々と日和見感染して阿鼻叫喚の全滅でしょう。「人」を、日本刀のように折り返し鍛造で鍛え上げて、「善」というより、「矛盾・いい加減・テキトー」とか、そういったものに強くするしかないのです。つまり、二元的な選択しか持たない道徳なんて脆弱で、清濁なんて言葉がありますが、こいつをゴクリと飲み干す力が無いと、コミュニケーション(=考えのやり取り)なんて成り立つ訳もない。

で、私は道徳や教条的なものには非常に懐疑的です。ルールや約束事は必要で、それらは「法」であり、既存の道徳とかいったものと「発生」的には無縁ではありませんが、要は社会を維持するための「構造」です。そこでは「告発」「連帯」「法の下の平等(=公平)」が保証されています。完ぺきではないにしても…。

で、ここまで長々と書いて、本当に言いたいことはこいつなんです。お向かいの南端の方の国(北の方も言うか…)が世界に「自分の国は向かいの国にひどい目に遭って、こんなに可哀そうなんです」を世界中に輸出していることにゲロッパで、ガキの頃の「考え無し」の大人の事を思い出してしまう、って事です。話が飛びすぎ? そんなことはありませんよ、同じくらいの次元にあるものでしょ。低いところに。あのですね、戦争に伴う「悲劇」を全て集めて世界全国が「知性」もなしに「うちは酷いことをされた」と被害者意識だけで騒いだら、どうなるでしょうね。ハイ、多分、また戦争で、その「悲劇」は永遠に繰り返されます。無限軌道のように。だから、多くの国は、お互いの「罪」を認め合う(下手に蒸し返さない)方向で、対立はあるものの、極力、その愚行を「繰り返さない」ようにしています。悪もバカも「お互い様」なんです。

私は「嫌○」でも「反○」でもありませんし、まあ、かといって無菌状態の善人という訳でもありません。しかし、声を大にして言いたい。「自分とこだけが悲劇に見舞われて被害者だって国があるなら、見せてみろ!」、です。まあ、無いでしょうね。そもそも世界はその歴史を「戦争」で作っていますし、それは「人間の命の否定」であり、「全滅・滅亡」の可能性さえ持っています。認めましょう。で、そうならないように、せっかく脳味噌だけは発達しているのですから「知恵」を尽くしましょう。「あいつが悪い」「こいつが悪い」、ハイ、「全員が悪い」、です。「俺は悪くてもそれを責める前に、お前が悪いことを反省しろ!」って、で、あんたはいつ反省するの? 全く、ちょっと寒ければ風邪をひいて、肺炎起こして、「ハイそれま~でぇよ♪」って虚弱体質になるよ。少しはてめえの恥ずべき過去を曝け出して飲み込んでみましょう。少しは強くなれる、かも。

長々と失礼いたしました。キリがないことにいい加減イラッとしまして。

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