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思い その66「若い人のPCスキルが落ちているとか… まさか」


パソコンそれほど前の事ではないのですが、仕事相手と呑んでいる時に、「最近の若い連中、PC使えないやつがけっこう多くて、困るんだよね」なんて愚痴を聞かされました。その時は腹の中で「そんな事はないだろ。あんたのところの若手がPCに弱いだけじゃないの」なんて、殆ど気にも留めなかったのですが、最近の電車の中での「ブロイラー(養鶏場)状態」の「スマホ全員覗き込み」の景色が当たり前になってしまったのを見ていて、ふと、そのことを思い出し、「もしかしたら、そうなのかも…」なんて、思ってしまいました。しかし、特段の根拠もなく、経験則だけでそう思っても、本当に「若い世代のPCスキル」が落ちているとは俄かに思えません。その人曰く、PCリタラシー(Literacy:読解力・記述力)も落ちているとかですけど…。

私はオヤジですが仕事柄、PCやインターネットへの接触も早く、利用歴も、操作歴も長いし、ISP(キャリア、インターネット接続業)にもいましたし、歳の割にはかなりPCやインターネットへの親和性は高いと思っています。で、同世代や上の世代にはメールも満足にできない人や、PCで何か資料や企画書を作るといったことなど全くできない人が多い。それは、世代故の事と当然思っていました。別に自慢したいわけではありませんけど、オヤジの癖にやたらその辺に詳しいことが売りで仕事をやっています。

で、私の常識(?)としては、若い奴ほどPCへの接触・利用時期が早くて長く、スキルもリタラシーも高いというのが当然の認識です。が、その「スマホの養鶏場光景」を見るにつけ、確かに、スマホの利用頻度が高ければ、そちらの操作には習熟するだろうけど、構造的にスマホとPCは全然と言っていいほど違うし、どこかで書いた記憶がありますけど「PCは作る機械、スマホは見る機械」と思っています。まあ、ブログなら "CMS:Contents Management System(コンテンツ管理システム)" でスマホからでもコンテンツをアップできるでしょうけど、サイトやドキュメントをスマホで作ったり、ってのは見たことがありません。早い段階からそういう環境にいて、PCに接触することが無いとすれば、かつて聞いた事も、確かにそうなのかもしれません。

そんな時、調べ物をしている最中にWEBで見かけた資料を見て、「やっぱ、そうかも」ってな事を改めて思いました。その資料は "LINE" が2017年4月に調査したもので、n数(サンプル数)は759で、15才~59才のインターネット利用者を対象に調べた結果という事です。全体では、インターネット利用で「スマホのみ」と答えた人が約半数で、10代ではそれが7割になるそうです。「スマホとPC」双方を利用している人は4割弱。「PCのみ」は1割程度です。10代だけを見ると「PCのみ」が1%…。20代でも4%くらい。傾向としては、スマホのみでのインターネット利用が急速に進んでいますね。

ここで、何が言いたいか…。「インターネットでの情報消費」がマス・コミュニケーションに近づいているのではないか、という事です。つまり、インターネットの情報はスマホユーザーという「消費者」に向けて送られ、本来、個人の発信能力を高めてきたインターネットのコンテンツ制作の主力が「個人から企業」へと移ってきているのではないか、という事です。これは、インターネット自体の、大袈裟に言えば「パラダイム:Paradigm」という「その時代の中心的(支配的)な物の見方や捉え方」が変わってきているという事ではないかと考えます。

要するに「インターネットによって既存のマスメディアのような『発信の独占』を個人が切り崩せるチャンスを、再び『マス⇒消費』という単純な形に支配されていく」のではないかという事です。昔は良かった…、なんてことは言いませんけど、最近のインターネット上でのヘイト・スピーチや炎上を見ていると、昔とは違って「人間味」の薄い、「ステレオタイプ(どれも同じ)」になっているような気がしていたのですが、もし、個人は消費するだけで、作る側に多様な個人が参加しなくなったら、そうなるのかもしれませんね…。杞憂ならそれでいいのですけど。

しかし、あの電車の中での「養鶏場的一斉スマホ眺め」や「プラットホームでのスマホ眺め入り乱れ」、自動車・自転車でのスマホ眺め「自動無責任運転」等々を見ていると、情報の自由を得ているような錯覚を持っている人が、実は「同質情報の一斉消費」「一方向への一斉消費」というマスメディアに対する「視聴者」になっていくだけのように見えます。

PC、そしてインターネットと、個人が自由に情報を発信できる環境を得たのに、なんとも勿体ない、なんて感じるのは早計? しかし、よく考えてみたら、「何かを考え、それを形にできる」のは簡単にできることではなく、それなりに苦心、労苦を伴うものであるというのも当たり前のことですから、それより人の作ったものを消費する方が楽ですわな。弁当を作ってやるよりも、お金を渡してコンビニ弁当買わせる方が楽なのと一緒か(違うような気も…)。なんか、ちょっとだけゾッとしますね。みな、自分でちゃんと考えているような気になってはいても、それは「マス」な同じ考えを刷り込まれているだけなんて景色。まあ、珍しくもないことですけど。

最近のインターネットでは「儲ける系」の話が多いような気が…。そうじゃなくて、もっと色々なものを創って、発信しましょう。そのためには、「作るための道具」PCが必要です。しかし、PCのマーケットもだいぶ縮小しているみたいだし…(2012年~2016年で三分の二に縮小しているとか…)。まあ、ささやかに、入力装置であるキーボードとマウスの復権を願って。いや、ひょっとしたら、頭にデバイス埋め込んで、考えただけで操作のできるスマホが実現したりして…。って、そっちは恐い世界か…。電脳化の攻殻機動隊、ナンチャッテ。

「思い徒然」編 目次へ




★怖い その41「素潜りでアワビの密漁… その岩陰に…」
★不思議 その31「水滴が…? どこから?」
★不思議 その27「人が壁をすり抜ける確率は? 電子のトンネル効果」
★不思議 その45「目を閉じているのに、何か見える…」
★思い その35「傲慢症侯群 傲慢は人格障害の一種 何を今更」


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