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思い その64「働き過ぎの日本人、ってホント? "Busy Work"ってご存知?」


Busy Workよく昔から「日本人は働きすぎ」なんて言われていますよね。高度経済成長期なんかには「モーレツ社員」なんて言葉があって、会社のために命懸けで働くサラリーマン像が描かれていたりして。バブル期末期の某栄養ドリンクのコマーシャルでは「24時間、働けますか♪」何てコマソンがTVから流れて、まあ同時期に「5時から男♪」なんてのもありましたけど、要はその背景に会社ってのがあって、家庭(=生活)なんてのは見えませんでしたね。で、バブル崩壊で少しは変わるのかと思いきや、今やブラック企業がアチコチでサービス残業や長時間残業を社員に強いて、挙句の果てには一流企業と呼ばれる会社ででも過労死が起こったりして、一体、一日のうち何時間会社で働いてんだよ、って言いたくなりますね。

ちなみに私はフリーランスですので、働きすぎもへったくれもなくて、やらなきゃならないときは徹夜も仕方なし。始業も終業も自分次第。残業代やボーナスなんて全くない世界で仕事してます。定年なんてのも、退職金なんてのもありません。ブラックだなんて文句言う相手もいません。腹の立つ取り引き相手はウジャウジャといますけど、それは殆どが会社の正社員様。彼らはそれほど働いていませんよ(振りはしている)。その実態を見たら、経営者の方々は給料払うのが嫌になるでしょうね。「働きすぎ」というか「働かされている」のは主に非正規とやら言う呼称で差別されている方々(私も含め)です。まあ、正社員の方の中にも優秀でよく働く方はいらっしゃいますが、極めて稀で、少ない…。

って、まあオヤジの愚痴っぽい内容になりそうですので、そういうのがお嫌いな方はこの辺で読むのをお止めください。で、この「日本人は働きすぎ」っての、誰が言い出したのか知りませんけど、正確に言うと「会社に何故か長くいる」ってのと「長距離通勤で家と会社との往復に時間をかけてる」ってのが正しいと思いますよ。確かに「働いているらしい」時間は長いですけど、実際に「働いている」という「質」の方はどうでしょう。手元に資料がないのでエビデンスを示すことはできませんけど、日本のホワイトカラーは働く時間が長い割に「その生産性は低い」ってのが、20年くらい前から言われていたと記憶しています。先進諸国の中でもかなり下位の方で、アメリカなんかとは比べものにならなかったような…。

こんなことを殊更に書きたい訳ではないのですけど、ある言葉に触れて、大笑いしたのがキッカケで、サラリーマン(特に正社員とか言われる方々)を茶化してみようと思い立った次第で。だから、愚痴でもあるし、揶揄でもありますので、ちゃんとしたサラリーマンの方は読まないでくださいと前置きしました…。

それは "Busy Work" という言葉で、そのまま訳してみれば「忙しい仕事」ですよね。なんで、この言葉に大笑いしたかと言えば、これ、「価値のない見せかけだけの仕事」って意味だそうです。あと、「学校などでの忙しいだけの学習活動」とかって意味もあるようです。これはあるWEBでの記事で見かけたのですが、その記事を書いた方が、土日も返上で毎日遅くまで働いている人に「何でそんなに忙しいのか」と尋ねると、「事務作業が多い」という答えが返ってきたとか。ここ、笑えるような笑えないような…。というのも、そこに「忙しさ=辛さ・苦しさ」の濃淡があるからです。事務作業で生産性があろうがなかろうが「忙しい人がいる」のは事実で、個人的な話で恐縮ですが、私、医者から「突然死の典型的状態」と数度警告されたことがあります。で、会社に長くいるだけで、新聞読んでいるような方もいます。 "Busy Work" は「=しわ寄せ」のような形で起こるのだと思います。あちこちで様々に。「忙しくて忙しくて、バッタバタ」なんて言っている人、何かやっているような、そうでもないような…。

今、「働き方改革」なんて腕まくりしているお偉いさんがいますが、まあ、無理でしょ。これは「啓蒙」でどうこうなる問題ではなく、もっと根本的な国の構造自体に問題がありますから。つまり、戦後の経済復興の中で会社なるものに一切合切を押し付けて来たツケが大きいのですよ。源泉徴収みたいに戦時中の戦費調達の税制がまだ残っているし、申告なんてのも会社任せ。福利厚生も。で、いまやリストラの名のもとに、恥も外聞もなく人を経営の調整弁にする風潮がもう鉄板。企業利益がいくら高くなろうが、「会社の自己保全、株主の利益確保」があからさまな状態で、本当の「価値創造」という仕事はなかなかに難儀なことでしょう。会社資本主義のなれの果てです。

まあ、茶化すだけならアホにでもできるので、解決策らしきものをイメージはしてみますが、哀しいかな「蟷螂の斧」でしょうねえ。以前にもどこかに書きましたけど、もう「正社員」制度とやらを廃止してはいかがでしょうか。そうすれば、本当に「価値の高い仕事」をしなければ全ては立ち行かなくなるし、それを繰り返していけば「本当に仕事のできる人間」を見抜く目も自然と社会に芽生えるのでは。で、林業や漁業、農業の組合的後発参入障壁を取っ払って、そこでの人の動きを活発化させて、ホワイトカラーだけではなく、真の「労働マーケット」を形成できれば、 "Busy Work" なんてやってる暇、無くなるんじゃないでしょうか。そりゃ、全てがハッピーてな訳にはいかないでしょうけど、少なくとも、人の動きが「価値の創出」に向かうんじゃないでしょうか。職人の後継者を育てる教育環境に公の金を投入してもいいじゃないですか。徒弟制度じゃもう限界でしょ。

会社なんてのは「小さなホールディング・カンパニー」だけでいいじゃないですか。どこからでも這い上がれるし、何もしなきゃ落ちていく、でも何重もの「敗者復活システム」のある社会ができれば、「自己責任」なんて対象不明の社会ではなく「責任ある個人の集合」が育っていくと思いますけど。まあ、時間はかかりますよね。でも、何としてでも "Busy Work" から抜け出さないと、国家レベルでのブラックになるのは目に見えています。偉そうですが、私には以上の事を言う権利があると思います。フリーランスで生きてきましたから。ほとんど何の保証もなし、で。だから、みんながそうなっても、何とかなるんじゃない? え、考えが軽すぎるって…。

「思い徒然」編 目次へ




★怖い その41「素潜りでアワビの密漁… その岩陰に…」
★不思議 その31「水滴が…? どこから?」
★不思議 その27「人が壁をすり抜ける確率は? 電子のトンネル効果」
★不思議 その45「目を閉じているのに、何か見える…」
★思い その35「傲慢症侯群 傲慢は人格障害の一種 何を今更」


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