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思い その6「人の欲であるお金儲けに際限はあるのか?」


お金以前、何かの記事で「人の幸せとお金とは比例しない」とかいったことを読んだ記憶がありますが、ダイジェスト的な記事だったのだろうと思いますけど、その詳細な根拠は「実験により」としか書いてありませんでした。確か、アメリカの大学で実験されたデータのように覚えています。アメリカは社会学に関しては日本の比ではなく、様々な分析データを膨大に持っています。多分、日本ほど社会が均質で安定(今では違うような気もしますけど…)していないからではないかと単純に思います。

このデータ、実際のものを見ていないので何とも言えませんが、決定的な問題を持っていると考えます。それは、幸せというのは極めて「主観的なもの」であり、測る基準として一般的なものがある訳ではありません。お金は「客観的」に一見思えますが、これもまた「どこからがお金持ちで、どこからが貧乏なのか」一般的な基準がある訳ではありません。物差しのない者同士の相関をどれほど調査しようと極めて恣意的なものにしかならなと思います。

まあ、それなりの客観性は設定して調査したものなのだとは思いますが、本質的に限界がありますね。そもそもが「幸せか、不幸か」などの二元的な価値観を排して考えるのが本サイトのコンセプトですから、その基準をお金に求めようとする考えはさておいて、幸不幸自体が測りがたいものであるという事で、そのデータには殆ど興味がありませんでした。ただし、余談ですが、アメリカの社会学が持つデータには面白いものがたくさんあります。例えば、親の職業と子供の犯罪発生率との相関など。

で、マスローの五段階欲求(補足説明※13)を持ち出すまでもなく、「食欲、睡眠欲、性欲」に関してはそもそもが生物的な欲求であり、実験をするまでもなくそれに限界(満足するレベル)が存在するのは経験的に誰もが分かっている事です。もちろん個人差はあります。三番目の欲求など「絶倫」などという言葉もありますから。しかし、金銭欲、名声欲、支配欲といったものには際限がないと思います。なぜならそれは、本能的に発生するものではなく、それぞれが頂点を持たないものだからです。つまり、お金が一番わかりやすいと思いますが、100億円を目指してそれを得た時、もしそれでストップすれば、後は消費で無くなるだけです。であればまた金銭欲が湧いてくる。そこには「どこまで」という基準は無く、「増え続ける」事を望むしかないでしょう。得なければ失う訳ですから。これらの欲は生物的、というより個人的な資質から発生する欲です。ですから、見方によっては「才能」であるとも思います。

個人的には「金銭欲」は才能であると思います。犯罪に走られては困りますが、それが社会的に健全な形でモチベーションになり得れば、優れた起業家が生まれるでしょう。

今朝の新聞に(2013/7/6、朝日新聞朝刊天声人語)、エジプトに30年間君臨し続けたムバラク元大統領の事が書かれていましたが、自身の名をつけた通りや施設の数は10万ともいわれるらしいです。それだけあれば、本人でも覚えきれないでしょう。「世に独裁者と称される人物はおしなべて自己顕示欲の欲望が強い」と書かれていますが、銅像や記念碑を皆建てますよね。広場や大通りや、都市にまで自分の名前をつけたりして。ステレオタイプというか何というか…。同様の例は、鬱陶しくなる位、枚挙に暇がありません。

で、結論の再確認なのですが、金銭欲という、少なくとも生物的なものとは直接的に関係のない、人間の歴史が生み出してきたものに、際限など無い、と考えるのが妥当でしょう。秦の始皇帝ではありませんが、頂点に立ってなお不老不死まで望み始めますから。不老不死という事は、「人間ではなくなる」という事です。人間の歴史が生み出してきた欲は、「怪物」にまで至る訳ですから、その基準なんてそもそもがあり得ません。なんせ、怪物ですから、ノー・リミット!

貨幣自体、人間が発明したものです。自然界に存在していた訳ではありません。「猫に小判」とはよく言ったものです。

もっとも、人間であり、社会の中に生きている以上、まったくお金が無いというのが「不便」なことであるのは、間違いのない事です。困った事に…。

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