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思い その43「抗日という言葉に感じる違和感 勝者って誰?」


中国誠に素朴な疑問、というか違和感をズッと感じている言葉はたくさんありますが、その中に「抗日」という言葉があります。まあ、意味するところは「日帝(戦前の大日本帝国)」に対する抵抗、闘いということなんでしょうが、パルチザン(Partisan、Partizan)とでも理解すればいいのでしょうか。ゲリラと殆ど同義の言葉ですが。そうなるとこれは非正規の軍事活動です。中華人民共和国(共産党)でよく使われる言葉ですが、抗日戦争とも呼ばれ、となれば日中戦争の事を指すのでしょうか。であれば、これは国と国の正規軍の戦争で、ゲリラとは違います。その時の相手は中華民国。中華人民共和国が建国されたのは1946年。

で、日本が戦争した国は中国ですが、その相手は「中華民国国民党軍」です。共産党と国民党が「合作」、つまり協力するという「国共合作」は2度ほどあったようですが、これは多分に政治的(中華民国主席の蒋介石による対ソ連政策)なもので、国共合作による「対日戦争」というのは局地的なものを除いて、どれほど組織的にあったのか。

日本に対する降伏を宣言した「ポツダム宣言」は、ソ連が加わっていたものの「米英中三国共同宣言」と呼ばれます。ソ連は後から加わった形で、この「中」は中華民国でその国民政府主席は蒋介石です。この段階で「中国共産党」は第二次国共合作の前提として合法化はされていましたが、国ではありません。

何が言いたいのか? 「今の中華人民共和国が抗日戦勝利祝勝をやるのは自由ですが、あの国は連合国側として認められてはいないのに、あたかもそのようにふるまっているのは妙」ということです。日本が戦った相手は今の台湾、アジアで唯一「中華民国」であるのは歴史的事実です。南京で旧日本軍と激戦を演じたのも蒋介石率いる国民党軍です。

つまり、「中華人民共和国」は日本に対しての「戦勝国」とは世界中から位置づけられていないのです。それが盛んに「抗日勝利」を謳うのは、何か、肝心のアンコが無い最中(モナカ)の皮だけを食べさせられているような感じが拭えません。中華人民共和国を建国した共産党軍の敵は常に「中華民国の国民党軍」です。終戦後(日本の敗戦後)、内戦で国民党を台湾に追いやり、いまの国を建国します。これは事実ではないかもしれませんが、終戦後いきなり共産党軍が強くなったのは、ソ連が意図的に宣戦布告もせず日ソ中立条約を一方的に破棄し(これは事実)、関東軍をだまし討ちにして接収した武器を共産党軍に与えたからだということが言われていますが、私は、これを合理的に事実であると感じます。まあ、国民党も、日本の同盟国であるドイツから武器供与を受けていたという、まさに「仁義なき戦争」って様相です。

その共産党が建国した中華人民共和国が「抗日戦勝利の立役者」のように振る舞っているのは、向こうの勝手とはいえ、どうにもミョウチクリンです。日本に対するアジアでの最終勝利者は台湾の中華民国です。たとえ今は国家として認められていなくても。

とまあ、拙い歴史観を披露したところで「抗日」という言葉は「明確な定義」も無いままに、お向かいの国々で使われていますが、極めて政治的な言葉であると感じるところに長く自分の違和感があります。国の建国、支配の正当性にとっては「抗日勝利」という言葉が必要なのでしょう。納得は行かなくても理解はできます。

しかし、祝勝会に世界の先進国や近隣諸国を招待し、日本までを招待して、「抗日」を「反ファシズム勝利」の一大セレモニーにするとは、さすがに「白髪三千丈」の国ですなあ。

日本にとっては歴史的に「ロシア(旧ソビエト連邦)」のほうが、重い問題を抱える相手だと思うのですが…。

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