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思い その34「歴史観という、正論にして因縁」


歴史観?お断り申し上げておきますが、私は俗に言う「ネトウヨ」ではありません。ましてや偏狭なナショナリズムなど、全く受け付けません。で、この国は好きです。愛国などと云われると反論しますが、この国の歴史、文化、世界に誇れる技術力など、ある種の畏敬の念すらもって受け入れます。

ところが、それが一旦「政治的」なものになると、なぜこれほどに、人間の持っている「知性・理性」が沈黙してしまうのか、「痩せた精神」に成り果ててしまうのか、戸惑いと同時に憤りも覚えます。

他の国を「侵略国家」として自らを認めよという国が、未だに侵略した他国を支配しています。「チベット」と「新疆ウィグル」です。ちなみに「新疆(しんきょう)」とは「新しい領土」という意味です。敵対していた国民党がそこに勢力を持っていたために共産党軍が攻め込むのは「内戦」ということで済みますが、その後、国民党が降伏した後、共産党軍は即、「新疆和平開放」などとして広大な地域を占領したまま今日に至ります。誰にお願いされた「開放(解放?)」なのでしょうか。共産党軍がその地域に送り込んだ軍が何をしたかは容易に想像がつくでしょう。チベットなどは語る気にもなれません。

その国の近くの国は、ベトナム戦争で数十万の兵を派遣し、多くの「ライダイハン」なる子供たちを残しています。「ライ」とはベトナム語で混血の事。「ダイハン」とは漢字で書けば「大韓」となります。幸せな結婚で生まれた子供ではありません。ベトナムでは差別の対象です。韓国軍は「反共」の大義名分のもとに、およそ戦争状態で考えつくせる、「書きたくもない」行為を相当に行っています。

何が言いたいのか? 「お前たちも酷い事をしたのに、他の国の事を言う正当性があるのか!」という事ではありません。上記の事は、戦争をした国ならどこでも同じことをしています。当然、日本も。「戦争」という、人類の持つ狂気が発した時、残虐、悲劇、非人間的、と呼ばれる行為など、山のように積み上げられます。

私が言いたいのは、「歴史認識なるものは学術的には誠に正当なもの」でしょうが、政治的になればいとも簡単に「恣意的」になります。そんなものを論じても仕方がない、と思えるほどです。確かに「歴史」を知る事は大事です。なぜなら、「そこには未来がかかっているから」です。
しかし、昨今言われる「歴史認識」なる言葉は、全て「政治カード」であるといっても過言ではないでしょう。

そもそも「地球は誰のものか」「国とは誰のものか」「土地とは誰のものか」などという、あまりに根本的で答えようのない事を押し伏せたまま、「神話的歴史解釈」によって「国家」が生まれ、地域的な多国間の政治問題が出てくる訳で、優れて客観的な「歴史観」など、私の知る限りありません。司馬遷やヘロドトスが残したものは資料であり、そのものが「歴史観」ではありません。
全ての国が「同じ歴史観」を共有するなど、もともとが不可能なのです。歴史は「都合の良い解釈」で記されますから。特に「勝者の都合」で。

「都合の良い解釈」で語られる歴史観は「因縁」です。因縁とは「ムリヤリに理由をこじつけて相手の非を責めたてること=それで自らを正当化すること」。おそらく、多くの人はそれを分かっていると思います。

「戦争」という歴史のファクトがある以上、歴史観など「戦争」で出来上がってしまいます。それをどのように共有できるというのでしょうか。甚だ疑問です。いや、複数の国が歴史観を共有する事など、物理的に不可能だと思います。

歴史から得るべき最も重要な事は「二度と戦争をしない」という事以外、どれほど考えても、何があるのか思いつきません。「歴史観」とは未来まで視野に入れなければ、語るのも意味が無いでしょう。

この国は無謀な戦争でこっぴどくやられた事から、「不戦の誓い」を立て、70年もの間、戦争をしていません。正確には、朝鮮戦争時に旧帝国海軍が「機雷掃海」作業(戦死者が1名)に駆り出され、自衛隊がその後のPKOやPKFには参加していますが、まだ、「直接戦闘」には至っていません。かろうじて。

戦争を行う国にはまともな「歴史観」など持ちようがないでしょう。戦前の日本がそうです。負けてしまえばどうせコロリと変わりますから。しかし、その唯一の成果である「憲法九条」が、他国に押し付けられたものであろうがどうしようが、未来に対して誇れるものであると強く思います。絶対に戦争をしてはならない。「歴史を作る(捏造)」のも戦争ですが、「歴史を狂わす(因縁)」のも戦争です。

お向かいの国の「歴史観」とは全てあの「戦争」のこと。それが無ければ、まさに正論(正当)となり得るものだと思いますが、そこに「遣隋使・遣唐使」や「百済文化」のことが入っているのを聞いたことがない。

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