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思い その23「さすが… といわれる国家・企業とは」


見事「変その22」で「企業なんてもともとがブラック」なんて事を、現実にブラック企業とやらで「苦しまれている方々」の批判を覚悟で書きましたが、パラダイスの如き仕事環境、社会(=企業、国家)なんてもの、まあ、見た事ないです。それは極論としても、(かなり)昔、某新聞社がお向かいの某国を「地上のパラダイス」とか言って、帰還事業を後押しするような事をしましたが、その国は今や誰にでも分かる真っ黒けっけの「超ブラック国家」です。その新聞社にしても、かつての大戦で「戦意高揚」「開戦」の後押し(世論造り)をした事に何の反省もしていないどころか、その「パラダイス」キャンペーンももう忘れてしまったようです。「自分はホワイトだって言い切れます?」。と、そんな事はキリがないのですが、社会的に「信頼」されなければならない新聞社でさえそうです。マスコミ全般、そんなものですけど。文句言っても始まりませんわな。「欺瞞」を見抜く目でも養うしかありません(これが難しい…)。

ところで改めて考えてみれば、その「ブラック」なるもの、「定義」って何なんでしょうか? 社員に長時間労働を強いる、残業代を払わない、パワハラ、セクハラ、自社の都合で即首切り…? それなら、もう、殆どの企業が「ブラック企業」となっています。それを黙認しているのが国であれば、「ブラック国家」? ある新聞(前述の新聞社)の記事に、「ブラックとは、その所属員(社員、国民)を犠牲にして、一部の特権的立場(経営者、支配者)の人間のみが富の恩恵に与かる」ってな感じで書いてありましたが、それならただの「生き血を吸う」というような事で、これまた、昔から様々にあります…。

歴史的に、日本には身分制度や差別など多々ありますが、「奴隷制度」を持った事はありません。後漢書や魏志倭人伝には「生口:せいこう」という、奴隷と見られる記述がありますが、これは当時の倭が人を献上したようですけど、日本側の資料では見た事が無いですね。「奴隷制度」を作ったのはアングロサクソンです。これは古代にもありましたが、それは戦争で勝った国が負けた国の人民を使役するという事で、立場は逆転する可能性もあります。「制度」ではなく、良し悪しは別として、勝負の結果ですから。

では、何故、そんな「制度」を連中は作ったのか。簡単な話です。「利益とは搾取であり、楽をするためには他者を犠牲にする」という考えだからです。西洋には「農奴」が存在します。貴族が「土地」とワンセットで「人間」を支配します。日本の場合、「農奴」なるものは存在せず、支配者にはその地域での「租税徴収権」しかありません。日本の「百姓」は地域経営に有能な「領主」を欲していた訳で、「支配される」だけの一方的な関係ではないと考えています。「逃散(土地から逃げてしまう)」「一揆」などの抵抗手段を持っていましたから。これって、今でいう「ストライキ」でしょ。そんな百姓たちが慕うのは「有能な地域経営者」で、自分たちに利益をもたらしてくれる存在です。

学者ではありませんから「稚拙」な考察という事は自ら認めますが、この日本はそもそも「絶対的な権力を嫌う」精神風土が強い。あの戦争も、誤解を恐れずに言えば、国民が一方的な被害者だけではなかったと思います。後半は確かに国が全く「経営能力」を失って、国民も酷い目に遭いましたが、戦争に突っ込んで行った原因に、「マスコミ」の煽りに国民(世論)が乗ってしまった事を無視する事はできません。「精神的な高揚感」という「一等国としての優越感」を一時的にせよ味わってしまったという事です。この国に「一方的なブラック」はあまりないのでは、というのが個人的な考えです。

では、もう一度改めて「ブラック」なるものを定義するとすれば…。それは誰からも「尊敬(respect)されない」という事ではないでしょうか。ザックリし過ぎかもしれませんが、つまりは「さすが…」とは言われない相手という事です。かつて、戦後の日本経済を復興・成長させた数々の企業、その経営者の中には「さすが…」と尊敬される対象は多くあったと思います。松下電器、ホンダ、ソニー、味の素、JAL、トヨタ、日産、サントリーなどなど、あらゆる産業分野にそのような存在がありました。

今はどうでしょう? 「さすが…」といわれるような企業は少なくなったのではないでしょうか。仕事で永くそのような企業と接してきて、気が滅入るような事はあっても、なかなか「さすが…」という相手に出会った記憶は少ない。特にバブルの辺りから…。少し前に「品格」という言葉をあちこちで聞いたり見たりした時期がありましたが、それは本質を突いているのでしょう。

今も昔も「ブラック」なるものはゴロゴロしていますが、やはり「利益重視」はそうなんでしょうけど、社会から離れて存在しうる企業はない訳で、その中では「さすが…」と思われる存在感が全く不要とはいきません。そうした「社会性」の低い企業がブラック企業で、そういった企業をたくさん持っている社会、国家を「ブラック社会、ブラック国家」というのであれば、この「ブラック」も意味があると思います。批判の対象として。

世の中のリーダーの皆さん、「さすが…」といわれる存在になるのは難しいでしょうけど、不可能ではありませんので、何とかならないでしょうかね…。

「さすが、○○」「さすが、日本」と、国民や世界の "respect" を受けられるような方策を考えましょうよ。

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