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思い その16「アプリケーションが創る世界 似たものばかり」


マウスこれはかなり昔から思っていた事ですので、別に「変」であるとか問題があるとかという事ではないと思いますが、最近のTVを見ていてまたそういう思いが強くなってきたので、書きます。

どこかの編か他のサイトで書いたかもしれませんが、広告代理店で請負、業務委託で「企画書」ものを作成して飯を食ってきましたが、始めたころには今のようにPCなど無く、全てが切り貼りや手書き原稿の「手作り」でした。時間はかかりますが、カンプ(説明用の絵を描いたボード)や資料作りなど、それなりに知恵を絞って、効果的なプレゼンテーションができるように「あーでもない、こーでもない」と徹夜は当たり前の雰囲気の中でやっていました。競合に勝ったり負けたりですが、今思うと個性的な企画書(プレゼンテーション)が多かったと思います。一畳敷き位の大判1枚もの企画書や、紙芝居、巻物、中には(企画書ではありませんが)、プレゼンテーションで寸劇をやった所もあったようです。私は企画書「書き屋」でしたから、そういった他社の手法を色々と真似て、まあ、とりあえず飯は食えました。今思うと楽しい仕事でした。

で、PC、特にMacが登場して、企画書作りはかなり劇的に変わりました。画面のデスクトップの中で「切り貼り」が自由にでき、画像の加工(イフェクト)も簡単、テキストの打ちこみも楽、それよりなにより、修正が簡単なのはありがたかった。デジタルですから。アナログの時は、字を書くのにも緊張していました。ゴミ箱(本物)はすぐに紙屑で一杯。様々な装飾ができる為、見た目に派手な企画書で中身の薄さもごまかせました。

それが、次第に「当たり前」の事になってきた時、ハタと皆、気付いたことがあります。企画書の見た目が「似通ってしまう」のです。原因は「皆が同じアプリケーション」を使っていることにあります。同じようなドローソフト、ペイントソフト、表計算ソフト、フォント…。極めつけは「テンプレート」です。皆それぞれに知恵を絞って工夫はしているのですが、プリントアウトされるものがどうしても似通ってしまいます。内容には個々に工夫している自信があっても、同じように見えてしまう…。

そりゃそうでしょうね。同じアプリケーション、言ってみれば同じような「手段・プロセス」で作る訳ですから。挙句の果てには、皆がPCとアプリケーションの操作に習熟してしまうと、誰にでも「企画書らしきもの」が比較的簡単に作れてしまいます。しかし、やはりと言うか、ますます、似通ったものばかりができてしまうのです。満艦飾にデコレイトされたPCの画面の上ではそれらしいものにはなるのですが、プリントアウトすると、どこかで見たようなものばかりがズラリ…。プレゼンテーションを受ける側も「飽きて」しまい始めるでしょうねえ。

同じような事がTVでも起きていないでしょうか? 画像、という事になりますけど。いや、見ている側には似たようなものになっているのです。オヤジだから区別がつかないだけだよ、というのは自分の子供の頃、若い頃を思いまして、そうなのかなとは思いますが、特に特撮(CG?)シーンやアニメなどを見ていると、「これは何だっけ…?」や、「あ、これはあれだ」と思うと違った作品だったり…、けっこうな頻度であります。CGなどはとんでもない技術なのでしょうが、優れた技術故にアプリケーション側の支配力が高いのでは? 人はそれを操作しているだけ…。アニメのキャラクターや、見せ場の作り方などが同じに見えます。

昔、プランナーなる者が企画書作りを担っていた時、こんな事が自嘲的に言われたものです。「俺たち、プランナーじゃなくて、PCのオペレーターだよな…」。創作が操作に…、って事になっていくように思えたのです。

これはまあ、オヤジの独り言としておいてください。CATVのおかげで、子供のころに見たアニメ(実は昔からアニメ好き)を楽しむことができるので喜んでいますが、今の技術に比べれば表現が拙いかもしれませんけど、オヤジにはン十年経ってみる映像が、とても新鮮に見えるのです。

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