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思い その15「フルコミッションで生きるという選択 普通です」


色々いささか「楽屋落ち」的なテーマですが、本サイトの検索キーワードを見ていると、「フルコミッション」というワードが散見されたので、そういう事で色々と情報を集められている人が多いのかな…、と、大きなお世話好きの性格が頭をもたげ始めました。で、書きます。

私の長いフリーランス生活は当然「フルコミッション」を基本として成り立ってきました。もちろん、仕事によっては様々な契約の形がありましたが、大別すると「身を(職場に)拘束されるかどうか」、それによって「一定の報酬が保証されるかどうか」です。別にそれほど小難しい事ではなく、仕事を依頼する側が「契約社員」を選択するのか、「業務委託」として選択するかの違いです。「契約社員」であれば、普通(?)のサラリーマンと同様の、定額報酬、通勤という働き方になります。「業務委託」は本来「時間的な拘束」はされず、特定の業務を依頼され、その代価(報酬)を請求します。まあ、とは言え、日本の会社はこの辺りの契約に非常に疎く、本来的には「時間的な拘束」「業務の諾否の自由(仕事内容によっては受けない)」「業務命令を受ける」があれば、それは法的に「雇用」という事になりますが、社会保険逃れと取られても仕方のない形、つまり、「業務委託」でありながら、時間的・場所的な拘束のある「契約社員」的な働き方を「雰囲気的」に当たり前とした契約となってしまいます。おかしいのですけど、慣習的な「労働意識」が「会社中心」ですから、仕方ないのでしょう。

で、本題ですけど、私見ですが、サラリーマンという働き方の方が実は特殊であって、世の中、そもそも「フルコミッション」が当たり前です。魚屋さん、八百屋さん、お蕎麦屋さん、不動産屋さん、お花屋さんなど、小なりといえども店を構える人は皆そうです。農家も、漁師も。

要は、「自分で商売する」か「雇われるか」の違いがあるだけです。現代ではサラリーマン(被雇用者)の比率は80%以上ですが、戦前は50%以上が農家です。昭和の初期のころは80%が第一次産業従事者だったようです。つまり、フルコミッションです。自然災害のリスクを皆背負って生きていました。確か、サラリーマンは戦後の一九六〇年代、高度成長期の上昇曲線とともに増加していった、歴史的には非常に短い「生き方」です。

私は本サイトのあちこちで、暗に「個人の経済的、生活的、思考的独立」の必要性について書いてきました。サラリーマンという「生き方」を全否定した事はありませんが、「世の中の変化に弱い」という側面があります。その理由は多分「保護されている」という錯覚からでしょう。それが間違いであることに少しづつ気付き始めているのだと思ってはいますけど…。

フルコミッションで生きる事を考えている方は、まず二つの事から始めればいいと思います。一つは「フルコミッションで働けるシステムを持っている企業を探す」事。けっこう、ありますよ。不動産業界を筆頭に、損保・生命保険(これは外交員は殆ど、もともとがセミ・コミッション制です。要資格 or 研修)、今は下火ですけど通信機器の販売など。ここでスキルを身に付ければそれ自体が財産になります。もう一つは、当たり前すぎますけど「自分が持っているもので売れるものを探す」事です。文章を書く能力でも、計算が早いという能力でも、語学でも。ただし、「資格」というのは意外と役に立ちませんからご注意。国家試験の資格でさえも危うい昨今ですから。自分の中に「売れるもの」が無ければ、「売れる物」を探しましょう。私の友人・知人の何人かはWEBで物を売っています。少々グレーなものもありますけど…。「楽に稼げる方法はない」というのが原則になります。

当たり前すぎると思われる方がいらっしゃったら、他の方法を考えてみてください。結局はこの二つの方法に行きつきますから。「親の遺産目当て」というのは対象外です。やって見れば、けっこう道が開けるものです。大抵は悩んで、動かなくて、どうにもならなくなる人が多いのですが、「経験者は語る」ということを信じてもらえるなら、何とかなりますって。

個人的にはそういった「フルコミッション」という「本来的な生き方」を選択・模索する人が増えてくれば、世の中の「権利・義務」のバランスが非常に健全なものとなるのでは、と考えています。「雇われる」よりも「契約」しましょう(本当はそうなのですが、意識が…)。

ただし、もう一度繰り返しますけど、「誰でも月100万円は楽に稼げる」とか「普通の主婦が一億円」とかいう稼ぎ話はその99%が「宣伝文句」ですからご用心。統計的に考えてもあり得ません。中には天才がいるのかもしれませんけど、自分もそうなれるとは限りません。相変わらずWEBにそういうものが多い…。まあ、私もWEBやってる訳で、ドメイン、サーバの費用位はWEBから得られますが。

私の知る限り(経験則)、意外とホームレスになられる方はサラリーマン(被雇用者)の方が多いように思います。「クビ!」ってなれば、かなり高い確率でそちらの方に寄って行く世の中なのでしょう。

フルコミッションで生きようとする選択は全然特殊でもなく、普通で健全な事です。本来それがあるべき姿だと思っているのですけど…。最近、色々な会社の不祥事が報道されていますが、三〇年前からあんなものですよ、会社って。

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