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怖い その57「猫を殺す者たち 命に対しての畏れ無き痩せた心…」


考える 最近、オヤジの宿命として仕事の合間に近くの公園を散歩しています。運動不足解消ね。PCの前での座業ではどうしても運動不足になってしまいます。ゴルフなんかもいいですけど、月に何度かの運動よりも、日々手軽にできる軽い運動を続けた方がよろしいですよ、と、医者が言っていました。少し自宅から離れたところにあるのですが、造りの良い公園で、スポーツ施設と併せて楽しめる場所になっています。四季折々の木々に囲まれ、川のほとりに造られた、けっこう景色を楽しめる一角です。週末になると家族連れで賑わいますが、主に平日に訪れますので人影はあまりありません。

で、話を変えるわけではありませんけど、私は猫好きです。家にも本来は地域猫なのですが、居心地が良いのか一匹居付いています。その公園にもたくさんの猫がいます。最初は、こういうところへ猫は集まってくるのか…、と思っていましたが、そうではなく、公園に猫を捨てていく者が多いのだそうです。公園のあちこちに「犬や猫などの動物を捨てるのは違法行為です」と書かれた立て札があるのに気が付きます。動物愛護法(正確には動物の愛護及び管理に関する法律)に基づくものですね。犬の場合は狂犬病があるため、野良犬の姿はまず見かけません(子供のころはたくさんいたけど)が、猫はあちこちにいます。それらは皆捨てられ、地元のボランティアの方々によって去勢されています。目印の耳カットされた猫ばかりです。ですから繁殖はしないはずなのに、けっこうな数がいます。猫好きな私としては楽しいのですが…。

何度か公園を訪れていると、そうした猫たちを保護しているボランティアの方々と顔見知りとなります。ボランティアの活動は、去勢した猫の保護(エサなど)と猫が繁殖して増えないようにすること(去勢)だそうですが、猫を捨てていく人が多く、数は増えるばかりのようです。それだけでもあまり気分の良い話ではないのですが、あるボランティアの方からこのような話を聞きました。公園には人の多いところと遊歩道など木々に囲まれて人の目があまり届かないところがあります。その、人の目があまりないところで、猫が「殺されている」そうです。事故死や病死ではありません。明らかに、物理的な打撃を加えられて死んでいる(殺されている)のだそうです。それを聞いたとき、何とも腹の底が重く冷える思いでした。

そういえば、猫の頭に何かで殴られたような傷があるのを何匹か見かけましたが、ボランティアの人曰く、棒のようなもの(ゴルフクラブなど)で殴られた痕だそうです。運よく助かる猫もいますが、一撃を喰らって亡くなってしまう猫がけっこういるとか…。中には、思い切り蹴とばされて殺される猫もいたようです。これは、届け出れば何らかの刑罰の対象にはなりますが、人物(犯人)を特定するのが難しく、所詮猫ですから法律的には「物」であり、警察が積極的に動いてくれるわけではありません。ボランティアの方の中には猫が殺される現場を見た人もいるようですが、いかんせん、みな仕事をリタイアされたお年寄りです。対抗できるものではありません。猫を殺すのは若い者もいれば、中年(現役世代)もいるようです。

そういえば、公園内には「ゴルフ練習禁止」の立て札がありますが、アプローチの練習をしている奴をたまに見かけます。ちょっとムカつくので、文句を言ってやろうとすると、みな練習をやめてそそくさとどこかへ行ってしまいます。こちらも、あえてそれを追いかけて喧嘩腰で文句を言おうとも思いませんけど…。もう「道徳観」というより、それが危険な事であるということを認識できない脳みそを持っている輩でしょう。で、ふと思うのは、あのゴルフクラブで猫を殴るやつがいるのか…、ということです。猫を殺すためだけにゴルフクラブを持ち歩くような狂気に染まった者はいないと思います(もしいたら、恐い、ではなく怖い)。

何故なのでしょうか…? 何故、殺すのでしょうか、猫を…。猫と言えど、当然ながら「命」です。極端な表現かもしれませんが、殺して食べるのなら「自然界の食物連鎖、捕食」であり、自然なことです。しかし、「ただ殺すだけ」というのはどのような心から生まれてくるのでしょうか。想像すらできません。例えば「幼児的な残虐性」というものがあります。子供が虫の足をちぎったりする事ですが、あれは「分からない」からです。それに、いくら幼児的な残虐性があったとしても、子供が猫を相手にすれば、互角の勝負か、かなり不利な勝負になるでしょう。当然、起こり得ないことだと思います。が、それなりに分別があるはずの成人が…。

私はそこに「吐き気」がするようなものを感じてしまうのです。猫殺しの要因を「抑圧移譲(補足説明※51)」とするのは予定調和的な解釈であると考えます。当然、それも一要因としてはあるでしょうが、猫とはいえ「命」を畏れもせずに軽視するその痩せた心が、もし人に向かった時…、などと考えると怖気で吐きそうな思いになります。その陰湿性の表れなのかどうかわかりませんが、猫が殺されるのは、人気のない林の中や死角となる藪の中だそうです。成猫も子猫も、死んでいるのは人目に付きにくいところだそうで、殺す方も、一時の感情の暴発などというものではなく、「殺す場所を選んでいる」と解釈せざるを得ません。

猫を殺す者が、本当に殺したいものは…。

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