「不思議」「怖い」「変」を普通に考える。タイトルバナー

怖い その24「結局、分からない、理解できない、だから怖い…①」


海の上の光個人的な事ですが、趣味で釣りを楽しんでいます。子供の頃は主に浜や堤防(波止)からの投げ釣り。今は船からの釣りです。殆どが海で、淡水での釣りはやりません。汽水域という、河口近くで海水と真水が混ざり合ったような所での釣りはたまにやりますけど、やはり船からです。船からの釣りですから、海の上です未明の光 拡大。夜釣りをやる事もあります。

釣りをやって、永く、海なるものと付き合っていると「不思議」や「怖い」は釣り人の数だけあると思います。私も例外ではありません。ただ、それらは往々にして予定調和的なものになりやすいので、話として興味深いものになるかどうか分かりませんから、あまり、釣りに関しての事は書く気になりません。

ただ、「不思議」「怖い」と言う事であれば、その両方を確かに経験している訳ですから、ダイジェスト的に書いてみようかと思います。どちらの編に書こうかと考えたのですが、やはり「不思議」ではあっても、そのコアには「怖い」という感情の本質があるように思いますので、こちらに書きます。

「よくある話」的なものから行けば、海の上の「光」「光るもの」です。これは当然、合理的に説明できるものの方が多い。例えば、船釣りは朝が早いのですけど、未明のまだ暗い海で釣りをやっていると、沖の方に、現れては消えて、を繰り返す灯が見える事があります。最初は、「何だ…?」と少し「怖い」と感じていたのですが、これは外洋(太平洋)の長周期のウネリ(長い時は数百メートル)が高低差数メートルでユックリと押し寄せている時、当然、遠くの船はウネリの低い方に入ると見えません。向こうからこちらも同様です。ですから、ある規則性を持って見えたり見えなかったりします。理由が分かれば何という事もありません。 しかし、その中に「分からないもの」もあります。説明がつかないもの…。心霊写真という事ではないのですけど。

船には各漁港での優先順位(権?)があるようで、それぞれに出る船の順番が決まっています。大抵は、古くからやっている船宿(老舗)の船が先にポイント(狙った魚の釣れる場所)に入ります。その船より先に出ているのは「警戒船(海況を確認したり、密漁を監視する)」ですが、遊漁船(釣り船)が出港するころには漁港に帰っています。

で、ある大きな漁港から出た時の事ですが、当然、まだ真っ暗です。その漁港の船が先に(優先的に?)にポイントへと向かいます。そして、近くの漁港からもワンテンポおいて船が出始めます。フライングは掟破りになります。太平洋に面したその漁港から、各船とも灯をともして整然と出港してきます。その様子はなかなかに勇壮であり、暗い中でも、カメラに収めたいシーンです。あまり感度の良いデジカメではありませんが、ちょっとパチリと撮っておきした。

その写真を家で見ると、どう考えても船がいる筈のない所に微かな灯が写っています。各漁港からの出港ルールではそこにまだ船がいる筈はない沖(向こうは太平洋)です。「密漁船?」。そう思いましたが、カメラの範囲に収まるギリギリの位置で、そんな場所で密漁をやっていたら、即、つかまりますし、密漁船といえどもそんなバカはいないでしょう。では、何なんだ、この光は? どう見ても(やはり)ボヤッとしか映っていない画像の端に、光としか言いようのないものが小さく映っています。撮っている時に気付いたら、それを見ている筈です。

水滴の反射? その日は外洋では珍しく凪で、飛沫はあまり立っていません。それに写す前はデジカメのレンズ部分を拭きます。某大学元教授のいう「プラズマによる発光現象(補足説明※17)」でしょうか? しかし、撮っている時には気付きませんでした。右上の写真ですけど、画像を見ても、ただの光の点が右側に船団のものが固まって写っていて、左の端にポツンと光(見えますかね、上の写真だと針の先以下の点のような光ですから)が写っているだけの真っ暗な風景の写真です。別に、画像を見ただけでどうのこうのと思う方はいないでしょう。ただ、そのシチュエーションを知っているのは自分だけです。どう考えてもあり得ない外洋の沖に光が写っています。そこは大型船の航路のはるか手前です。船の灯よりぼんやりとしていますが、同じ水平線上にあります。

不謹慎かもしれませんが、これは東日本大震災の後の事です。私が出港した漁港も大きな被害を受けて復旧までの間、長く船を出せませんでした。港にはいまだに沈んだままの船があるとか…。近くの漁港では亡くなられた方も…。いくつかの船宿の船長から同じことを聞きました。「今年は海でたくさん人が亡くなっているから、海の様子もおかしい…」。おかしいというのは、潮が急に強くなったり、いつもの季節と違う方向から風が吹いて来て波が立ったり、水温が例年と違ったり…、ある魚が釣れなくなったり、逆にある魚はとんでもなく釣れてしまったり。確かに、その通りです。あの日以来…。

船長たちは職漁船も遊漁船も関係なく、極めて神事や自然現象に対しては敬虔です。海という自然の中で生きているからでしょう。そこは、合理性やいちいちの説明を必要とする世界ではなく、ただ自然を「そのまま」受け入れるという生活があるのでしょう。

しかし、陸に暮らして、頭がいちいち説明を求める世界に生きている私(たち)にとっては、不可解は不可解…。そして、「分からない」「理解できない」。それが、結果的にはどうしようもなく「怖い」という感情に変わっていきます。逃れる方法は「否定」しかありません。

あの画像はPCの中に残してあります。何かの事でそれを見つけた時、その左側の光を見る度、それが何だったのかを「頭」が考え始めます。しかし、答えなどある筈もありません。船長に聞いてみても、「ンーッ、何だろうね」で終わりです。そんな事、問題でも何でもないのでしょう。そういう風に受け入れられればいいのですが、それができない私には未だに少し「怖い」画像です。何のことは無い画像なのですけど…。

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