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補足説明※7「使用価値」と「所有価値」


補足 ■まずこの「使用価値」はマルクス経済学の価値論の概念ですが(ちなみに、私はマルクスに対して経済学者というより、哲学者といったイメージを強く持っています。余談)、至極簡単に言えば「使用することによって成り立つ価値」です。例えば、車ですが、これは「人を運ぶ、荷物を運ぶ」という使用による価値を持つものなので「使用価値」が高いと言えます。が、ゴッホの名画を考えると、これには人も荷物も乗れません。まさか、ゴッホの絵で鼻を噛むとかおにぎりを包むなんてしませんでしょう(できなくはないか…)。で、ゴッホの絵は持つ事への喜びをコレクターにもたらすでしょうから、これは「所有価値」。

■でも、ゴッホの絵なら数億で売れるから、換金すれば色々できるので「使用価値」は高いじゃないか、と突っ込まれそうなのでご説明。それは「お金」に変わったと云う事で、「価値が移った」と云う事です。ゴッホの絵を換金するには、それを買う人が必要な訳で、その人にとってはゴッホの絵を所有するという価値が生まれ、換金した人にはお金という使用する価値が生まれます。価値そのものが変化したのではなく移動した、と言う事ですね。

■この「使用価値」と「所有価値」を語る時、面白いモチーフがあります。それは「日本刀」です。日本刀は美術品として扱われ、所轄の官公庁は文部科学省で、所有の届け出は各自治体の教育委員会です。しかし、日本刀は手練れの名人に扱わせれば、人の首を跳ね飛ばせる武器となります。これは「使用価値」と「所有価値」が同時に存在する例だと、私は考えます。まあ、「使用価値」を認めると「美術品」として認められなくなりますから、刀狩ですね。「切れる」名刀であればあるほど「価値」は上がります。「使用価値」が上がれば「所有価値」も上がる、と。

■ですから、この言葉については、もっと簡単に「使用価値」のみを語れば分かりやすくなります。「所有価値」なんて対比させるように、あたかも二元的に考えると頭が泡立ってきます。「お金」を考えると経済上の交換装置ですから、使用価値だけとは言きれませんのでややこしくなります。お金そのものは兌換の紙か金属です。それを持っている事への安心感を言えば所有価値に近くなります。実際、日本人の貯蓄率は高く、確か平均すると証券等も含んで、一人当たり数千万円を生きているうちに使っていないという統計がありますから。

■この話は、議論になれば誠に「突っ込みどころ満載」となりますので、疲れますよ。か、もしくは楽しい。

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