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補足説明※63「パラダイムシフト」


補足 ■「パラダイム(Paradigm)」をそのまま訳せば、科学上の言葉で「模範・範」を意味する言葉のようです。科学哲学という私的にはよく分からないジャンルでも使うようです。しかしながら、これでは非常に漠とした言葉で何やら分かりません。事実、科学者同士のお約束的な「定義(Definition)」としては機能するのでしょうが、一般では少々解釈がバラけます。実際、科学の世界でも誤解釈や誤解があったそうで、正確な定義が試みられています。

■ここではそのような科学というジャンルでの言葉としてではなく、一般にマーケティングに転用して使われている概念での説明をします。事実、私自身がマーケティングなるものを齧った者として、この「パラダイム」なる言葉をよく使いました。その意味は「ある時代の一般的なものの捉え方や見方」です。至極単純な例で言えば、嘗ての日本は「経済大国」でした。でそれは今でもそうは言えるのでしょうが、将来に向けて盤石な「捉え方」となり得ているかどうか怪しいところです。ですから、もうすでにそのパラダイムが変わりつつあると言えます。このように、ある時代の捉え方が、時代の変遷とともに(けっこう劇的に)変わる事を「パラダイムシフト(Paradigm shift)」と呼びます。マーケターはこれで時代背景なりライフスタイル、生活者像を説明しようとします(今もそうでしょう)。

■余談ですが、マーケティングや経済学などではこうした科学上の用語を借用することがけっこうあります。熱力学第二法則にある「エントロピー(Entropy)」の概念などがその例です。超簡単に言えば、拡散するものは元に戻らず不可逆的に拡散し続けるということです。それを経済学に応用していたようですが、つまりは経済そのもの、産業そのものが「不可逆的に拡散し続け」て、元の形には戻らないということです。本来的な熱力学第二法則にあるエントロピーの概念を理解しようとすれば、一発で頭痛になります。

■で、「パラダイムシフト(Paradigm shift)」ですけど、同様に「時代を切り取る手法」としてよく使われます。簡単な例を言えば、「天動説」の時代から「地動説」の時代への変遷です。当然、人々が持つ世界観はその変遷に伴って変わってきます。以下に、同様の例を挙げてみます。

「全体主義」⇒「民主主義」
「開発最優先」⇒「自然保護」
「ニュートン力学」⇒「アインシュタイン相対論」
「年功序列」⇒「成果主義」
「終身雇用」⇒「実力主義契約雇用」
「ナショナリズム」⇒「グローバリズム」
「共同責任」⇒「自己責任」~

■まあ、少々適当ですがこんな感じです。ここで大切なのは、パラダイム自体は時代によってコロコロと変わっていきますし、その前後の関係に「優劣」は無く、とにかく「連続して変遷し続ける」ということです。今日の「誉れ」が、明日には「貶められる」こともある訳です。

■ちなみに、このパラダイムなるものには複数の「解釈」が成立しますので、結構怪しいものではあります。ですが、言い切ってしまうと不思議と説得力のあるものになりますから、マーケティングなどに利用されるということです。分かりやすい反面、鵜呑みにすると、時代を見誤るという副作用もあります。くれぐれもご用心ください。

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