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補足説明※38「象徴的存在」


補足 ■「象徴的存在」というものを簡単に分かりやすく云えば、中国人の方には申し訳ないのですが、漫画の登場人物に「それは〇〇あるよ、ポコペン」なんて吹き出しをつければ、その人物は「中国人」というイメージで捉えられます(昔か…)。しかし、実際にそんな言い方をする中国の人に会ったことはありません。また、あのラーメン丼にあるエンドレスマークを服の模様にすれば、中国人となります。これも見たことない。

■日本人にしても、海外で描かれる姿は「眼鏡をして出っ歯で、胸からカメラを提げ、ドーモドーモと言って」いれば、それが日本人であるとなります。

■そもそも「象徴」というものが、「形の無い概念に形あるものをもって、それを表す」わけで、身近な例としては「鳩」は「平和のシンボル」。しかし、実際の鳩はかなり好戦的な鳥で、何故平和のシンボルとなったのやら…。これには諸説あるでしょうが、ノアの洪水で鳩がオリーブの枝を咥えてきて洪水が引いたこと(陸地の存在)を知った事に由来するとか、面白い説ではナチスに占領されたパリでは公園に鳩の姿が見えなくなり、その原因は食糧不足で食べられてしまったからで、その鳩が公園に姿を見せる時こそ平和の証である、というものもあるようです。しかし、もともとフランスには「鳩料理」なるものがあります。

■日本人にとっては「天皇の存在」があります。象徴天皇制で、日本国憲法第1条に「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である」と規定されています。この場合、天皇を日本という国家の「象徴的存在」といっても間違いではないと考えます。

■「右翼」だ「左翼」だと云っても、まさにこの「象徴的存在」で、黒い街宣車に乗ってそれっぽい曲(予科練の歌とか)を大音量で流しせばもう100%の人は「右翼」と認識します。朝日新聞を読んでいればもうこれは左翼です(ウソです、失礼)。赤いヘルメット被ってタオルで顔隠してゲバ棒(長い角材)を持っていれば、まあ古典的な全共闘ってことで左翼でしょう。

■しかし、今や、例えば共産主義となれば左翼の旗手だったのでしょうが、中国の共産党を見て、あれを左翼というでしょうか。抗日記念館では、日本刀を片手に野獣のような顔をした兵隊がいれば日本軍で、イケメンが銃剣を手に勇ましくその日本兵に立ち向かっていれば「正義の人民解放軍兵士」となります。お向かいの国々では殆ど同じようなものでしょう。中国共産党は今や右翼です。

■このように「象徴的存在」というものは、明確ではない事実や概念に具体的な姿を当てはめることで、それがあたかも存在するように見せてしまいます。

■スティグマ(烙印)は差別行為ということで唾棄できますが、「象徴的存在」というのは良くも悪くも人を惑わしてしまうもので、「認識」の前提である「考える行為」を素っ飛ばしてしまいます。よくよく気を付けないと、簡単に頭へ刷り込まれてしまいますよ。

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