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補足説明※32「異化」


補足 ■「異化(いか)」という言葉は様々な分野で使われているようです。

■ひとつには言語学で。これは「音便化」や「訛」の事でしょうか。同じような音が一つの言葉の中にあると変化するというものです。例えば「ナナカ(七日)」が「ナノカ」になるなど。

■また化学では、生物が摂取した物質(餌?)を科学的に分解するプロセス。

■他にも心理学などで使われる事もある言葉のようです。

■が、ここでの「異化」は「当たり前の日常的なものを、非日常的な新鮮な表現に転化する事」です。

■これはロシアのフォルマリズムの文学手法(文学の領域には限定されないでしょうが)で、誰もが「日常的」「見慣れたもの」として対象を「自動的」に認識させるのではなく、それを「非日常的で新鮮なもの」に変えていくという事。認識を「知覚」へと変えていくとも表現できると思います。

■もう、典型は「詩」でしょう。例えば花鳥風月、日常見慣れたものを違うものとして眺め、表現する。例えば、正岡子規の「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」がそうでしょう。見慣れた秋の古都の景色を見事に新鮮な心象として捉えています。詩ではありませんが、鴨長明の「方丈記」で有名な冒頭の「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず…」なども、川を「無常」の喩えとして見るのも、そうでしょう。

■考え方としてはシンプルですが、それが「文学を文学たらしめている(芸術を芸術たらしめている)」と考えれば、かなり「創作、想像」の本質を表していると思います。

■個人的には、そこにこそ「芸術」の存在意義があり、人を日常的で自動的、反射的な認識から解放し、あらゆる「感覚」「知覚」の世界を創り上げるものであると考えます。

■そうでなければ、道に転がっている「石」は永遠に何の意味も持たぬ「石」となってしまい、更には「不幸なる人生」があればそれはよくある「ただの不幸なる人生」となってしまいます。

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