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補足説明※30「戦略と戦術」


補足 これは様々な解釈や表現がありますし、その手の書籍はいくらでもありますから、あくまでも「一応、マーケティングなるものに携わった」経験のある者として説明します。解釈は自由です。

「戦」という言葉が付くように、もともとは軍事用語で、戦いに勝つための「方策」「作戦」などの中で考えられるものです。ちなみに、マーケティングもその軍事から生まれた「考え方の体系、そして実践のプログラム」です。

【戦略(Strategy:ストラテジー)】

■簡単に言ってしまえば「勝つための方策、方針」です。それなら戦術も一緒じゃないかといわれるでしょうが、違うのは「永続的に自己を有利にするための」という事が求められる事です。戦争は当然ながら反対ですが、それを例にとって言わざるを得ないのですけど、例えば「戦略爆撃機」と呼ばれるものがあります。有名なのは太平洋戦争のあのB-29です。

■爆撃機ならただの戦術レベルですが、それが「戦略レベル」になるのは、敵国を「無差別に」空爆する事でその国民(多くは非戦闘員)を殺し、国土を荒廃させ、ライフラインを破壊し、その敵国に「厭戦感」を強く抱かせる、という「方策」のために展開されるからです。敵国は「反撃」する意志さえ弱らせ、攻撃する側が圧倒的に有利となります。「自分たちを有利にするための方策」といってもいいです。トドメの戦略が「原子爆弾」です。その人道的な是非は別にして、これで完全に敵国は萎えてしまいます。今では「戦略核」なんて言葉もあります。

■ちなみに、B-29は日本の「零戦」に対抗するために考え出されたものであるともいわれています。「零戦」の機動性、攻撃性に対抗するため(有利になるため)「零戦」が辿りつけない高度を巡航し、攻撃も追撃も不可能にする。それも「戦略」です。

【戦術(Tactics:タクティクス)】

■大原則は「戦略」を前提にして考え出される「闘い方」です。戦略を実現するための具体的な行動です。例えば「史上最大の作戦」のノルマンディー上陸作戦ですが、ヨーロッパに一気に大量の兵員と武器を上陸させ、連合軍を「有利にする」という戦略を前提にして、「では、どうやってそれだけの大量の兵員と武器をヨーロッパに上陸させるか」というのが戦術的課題となります。

■単純化して言えば、輸送船は何隻いるか。揚陸艇は何隻いるか。何時にどこから行えば「上陸」が可能か。天候は問題ないか。等々を具体的な行動計画として考える事です。「作戦」と呼んでもいいと思いますが、実現のための細かな戦略レベルの問題も含まれます。例えば「潮流」です。当然、潮に逆らって行動しては海上での行動に制約が出てきて、不利となります。例えば、三国志の赤壁の戦いや平将門の乱でも、急に風向きが変わって大きく形勢を逆転させるという事があります。事前にそれを知っていれば、戦術の遂行が「有利」となります。

■「戦術は戦略に勝る」と言われる多くの方は、「その場の勝ち」を見ています。次にも勝たなければ、9連勝の後の1敗で、最後には滅んでしまう事もあります。それは「最終的」な敗北となります。

とまあ、語り始めればキリが無いのですが、時々「Tactics:タクティクス」を「戦略」と間違って表記されているものもあります。純粋な学問として「軍事学」が成立しているなら、そこで明確に定義されるべきですが、往々にしてマーケティングの中でもそれは混同されやすいのが実態です。

「戦略」はマクロ的、「戦術」はミクロ的、もしくは「戦略」は大局的、戦術は局地的としても間違いではないでしょう。

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