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補足説明※14「アンビバレンス」


補足 ■アンビバレンス(Ambivalence)とは、ある対象(人、物、事など)に対して、2つの価値観を同時(並列)に持ってしまう事。例えば、「憧憬と嫌悪」、「愛情と憎悪」、「親近感と忌諱」、「尊敬と軽蔑」などです。ちなみに、アンビバレンスは名詞で、アンビバレント(Ambivalent)が形容詞。

■実に不思議な心の働きですが、このアンビバレンスなる言葉、「両価感情」とか「両面価値」「両義」などと訳されているようですが、確か1970年代頃に流行った言葉のように記憶しています。五木寛之氏の小説やエッセイでよく見かけました。当時は私も地方から東京に出てきて、戸惑いながらもそんな言葉になにやらモダンな感覚、軽い高揚感のようなものを覚えました。その時は「両価性」と訳されていたように思います。余談です。

■人間が自己の心を守るためのメカニズム、「防衛機制」の中の「反動形成」に似ているような気がしますが、反動形成は「本当は相手を憎悪しているのに、それをまともに感じると自己が破綻してしまう(抑えきれなくなる)ために、それとは反対の極めて愛情豊かな態度・行動を取る(逆もまた真)」事ですが、これは両価・両義ではなく、感情としてはひとつです。

■しかし、アンビバレンスは同時に背反する二つの価値観が対象に対して湧き上がってくる訳で、異性に対して覚える感情が分かりやすい例えでしょう。「好きだけど、自分の思うままにならないので憎らしい」ってな感じで。ただ、両方の感情が同時に湧き上がったとしても、行動まで同時に及ぶことは無いでしょう。右手で撫でながら、左手で殴るなんて器用な事は難しい。大抵は、本人に好ましくないほうの感情が抑えられるようです。「愛憎」であれば、「憎」の方が抑え込まれるのでは。

■いずれにしても、最近ではあまり聞かなくなった言葉のように思いますが、人の精神状態としては珍しくもない事です。フロイトがそれを精神分析理論に組み入れたようですが、これは「誰にでも起こり得る状態」ということの証拠でしょう。異常でも何でもない事です。

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