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補足説明※10「普遍的無意識(集合的無意識)」


補足 ■ユングによる分析心理学の用語。集合的無意識とも呼ばれています。ユングは無意識を「個人的なもの」と「普遍的なもの」とに分けて考えました。

■「個人的なもの」は個人が忘れてしまったり抑制されてしまったりしているもの。まあ、あまりお行儀の良いものはない訳で、性欲であるとか破壊欲求であるとか。

■問題は「普遍的なもの」という方ですが、一言で言えば「全人類が共通して持っている無意識世界」。分かり難いですよね。

■ユングが例として挙げているのは、全世界に共通して「神話」や「伝説」が存在している事。例えばギリシャ神話や北欧神話や、日本の古事記など。遠く離れて交わる事もない各国、各地域に必ず同じような「神話」「伝説」が存在するのは、全人類が(遺伝的ともいえる)同じものを無意識の中に「普遍的」「集合的」に共有しているから、というのがその論拠です。

■これでもまだ分かり難いですね。ムチャクチャ身近な例で言えば、電話や何か考え事をしている時、メモ用紙とペンがあれば何か落書きをしませんか。落書きには意味性のあるものはなく、三角がズッと同じように続く線であったり、丸をズッと連続的に書き続けたり。実はこのパターンが、洋の東西を問わず似ているのです。誰かに教わったとか、真似したとかではなく、何も考えない(無意識)で描く落書きのパターンに「全人類的」な共通点があるのです。

■ユングは人間の見る幻覚や妄想が全世界に存在している「神話」「伝説」ときわめて似ている事に着眼し、そこに「普遍的」「集合的」無意識が存在すると主張している訳です。

■ちなみに、フロイトはもっぱら個人的な「無意識」中心で、それがユングとフロイトを決別させる原因になったのです。フロイトは晩年「全てを個人の性欲で解決しようとする」なんて批判も浴びましたが、「精神」「心」という抽象的なものを、治療の対象になり得る具象的なものとして捉える事を可能にした近代の大天才であることは間違いないです。

■私はどちらかと言えばユングの考えに共感するのですが、いかんせんユングは難解です。その理由は独特の「比喩(例え話)」にあると思います。

■普遍性を求めるというのは研究者の本能のようなものでしょうが、その主張をよく表しているのが「元型」です。エゴ、アニマ、アニムス、ペルソナ、オールドワイズマン、グレートマザー、シャドー等々。

■語りはじめるとキリがありませんので、興味のある方はお勉強してください。マンダラまでいくと振り切られますよ。面白いですけど。

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