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変 その70「WEBで成功 ブログで稼ぐ …って、現実社会じゃダメなの?」


誰もいないえー、前置きをしておきますが、このタイトル、興味はあったのですが「どうあろうが人の自由」ということで、興味の対象外に置いておきました。が、過日、ある新聞のWEB版で非常に面白いオピニオン記事を読み、多少の「大笑い」とともに、「これは書かずばなるまい、いや、書こう」と思った次第で。本来はダイレクトに「変」ということではなく「不思議」としたかったのですが、事があまりに「即物的」な世界のことですので、こちらに書きます。ただ、これは「人のやっていることを批判したり、非難したり、小馬鹿にする」意図などは全くありません。事実、私もWEBで遊び、一応そこそこのマネタイズはやっていますので、同じようなものですから、ご同輩、ってなことで申し上げる程度です。

具体的に行きましょう。まず、目にした某新聞のWEB版記事ですが、そのタイトル(サブの方)は「ビジネス書を読んでもデキる人になれないワケ」。てか、自分自身が「ビジネス書なるものを読んでデキる人になる」なんてことはあり得ないと思っていますけど(まあ、何か考え始めるキッカケくらいにはなるかも…)、少々興味を惹かれたので、「どれどれ…」と記事を読み進むと、ハイ、大笑い、というか、おデコでも叩いて「そうだよなあ」なんて言いたくなる内容でした。いや、別にそれほど特殊なことが書かれているわけではなく、誤解を恐れずに言うと、「儲かる本(秘訣)を書いて儲かるのは、その本を書いた者だけ」なんて、目新しくもないことが書かれていたのです。これは現実社会で実体をもつ「手に取れる」ビジネス書でのことですけど、それがそのまんま、連綿とWEBの世界で起こっている事にも当てはまるんです。

この記事の中で特に興味深かったのは2点ほどあります。その一点は、ビジネス書の「著者が次第に胡散臭くなってきている」ということです。どういうことかと言えば、例えば古典的な自己啓発系の著書の作者は、まあ、それなりに歴史的にも名を残している方たちですが、どこから湧いて出てきたのか分からないような「コンサルタント」や「セミナー講師」なんて、本来は何某かの活動で実績を示し、その余芸の様なもので務めるものをいきなり肩書として、派生ビジネスであるコンサルやセミナーで利益を得ようとする者が増えてきた、ということです。確かに、現実社会の中で姿を見せてくれる「教養」や「知性」ではなく、実体がよく分からない「セルフブランディング」をやっている輩が非常に増えてきました。これは事実です。WEBでは全く、その通り。いや、WEBがその主な「活躍・活動」の場として特化している、と言ってもいいですかね。

で、もう一つ興味を持ったのは、この「コンサルタント」や「セミナー講師」なる方々がアピールしているストーリーが、ほぼほぼ(殆どと言ってもいいかな)似通っていて、次のようなパターンを持っているということです。

「著者(ブロガーとか)のドン底時代のエピソードを披露」⇒
「あるメソッドや方法論と出会った(もしくは気付いた)転機を披露」⇒
「死ぬ覚悟で、不退転の努力を(心が折れそうになりながらも)続けたことを披露」⇒
「その結果として成功し、輝かしい現状(無茶苦茶儲けている)を披露」⇒
「何でもない私にできたんだから、あなたにもできる、と他者を鼓舞」⇒
「最初は無料やサービス体験(儲けさせる)で参加者(信者…)を勧誘」⇒
「全員が成功者になっていたら、経済はおかしくなる、筈。ならない…」

てな感じです。WEBでの世界のこととしてアレンジしてありますけど。まあ、大体こんなもので間違いないでしょう。ちなみに、記事では、前述の「胡散臭い連中」のことを「ゼロ年代」と呼んでいます。2000年以降ということでしょう。そのころ私は某ISP(インターネット・サービス・プロバイダ、接続業者ね)で契約社員やっていました(予算管理の問題があって正社員になってしまいましたが)。パソコンもNEC98時代から、日本にアップルが入ってきた時からの「パソコン」ユーザーです。パソコン通信や、初期のインターネットからお付き合いしていて、自分で言うのも何ですが、その辺のこととはかなり親和性もリタラシーも低くは無いと思っています。で、前述の通り、今は遊びでサイト運営やまあまあのマネタイズなんてやっています。2000年より以前に、ベンチャー企業にいて、20代で億の金を手にした奴も知っていますし、まあ、ポルシェやBMWとかに乗って、都内にマンション買って、けっこうな成功者気取りでしたね(皆、車と家を買うってのが笑える)。まあ、大方は実業ではなく「ストックオプション」で金を手にしていました。けど、今は、ね…。

そのころ、WEBで儲ける奴には、身も蓋もないことですけど、日本だけに限って言うなら「ポルノ」という金の成る木があって、海外のサーバ借りてけっこう稼いでいる奴は身近にいましたね。それこそ月にン百万円。で、人の会社のWEB製作者やプログラマーを引き抜いてもっと儲けようとした奴も私と同じ会社にいましたけど、事業にしたら半年も持たなかったみたい。個人芸と起業じゃちょっと違うって教えてあげたんだけど、自信満々(根拠がない)でしたね。今は何をしているのやら…。確か、最後に聞いた話では、WEBでシルバーアクセサリー販売やっているとか、WinMX(知っている人は知っているファイル共有ソフト)のセミナー(?)みたいのやっていたかな。

私は、現実社会の中でフリーランスを続け、まあ、生活には困らない程度に稼いでいましたが、特にWEBに仕事を特化しようなんて思ったことはありません。面白くないから。で、最近は自分が遊びで立てているサイトが面白くなり(ブログは人のを作って運営代行しますけど、個人的にはやりません。使い勝手が悪く、似たようなイメージになるので)、改めてご同業の方たちのサイトやブログなんて読んでいると、正直「まだ、こんなことやってんだ」と感心に近いような気持ちを覚えることがあります。まあ、もう世代が私とは違うので「一回転」しているのかな、とは思いますけど。

あの、単純なことを一つ。「ブログ」を何万人に読んでもらっても、それだけではお金にはなりませんし、広告価値があったとしても、メディアに求められる「コスト効率」って、とんでもなく高いですよ(一応、広告代理店にも長くいました。契約のプランナーで)。例えば、アドセンスとかアマゾンアソシエイトなんてありますけど、アドセンスで考えてみれば、私が現実社会で稼いでいた(今は在宅中心)金額をそれで稼ごうとすると、目のくらむようなアクセス数が必要だし、何人ものブロガーが言っているような金額をもし実際に稼いでいるとしたら、大手・中堅の企業が本気で出て来て、個人は全滅です。企業は儲かるマーケットがあったら、即、出てきますから。イリーガル(Illegal)なものは避けますけど。

で、何を言いたいのか。「WEBで儲かる話」の書いてあるブログ(が多い)の最後には、話の内容がどうであれ、メールアドレスなどの登録欄が必ずあります。まあ、そこへ誘導する「話術」というか「文章力」がけっこう高い人もいます。「提灯ユーザーの声」もけっこうあったりします。で、冒頭のWEBでの記事の話ですが、ホンマ、クリソツ、というか、自分がかつて見てきた世界と今もあまり変わっていないことに一種の感慨さえ覚えます。かつての「稼ぎ」のネタは「ポルノ」でしたが、今は「情報商材?」。まあ「ポルノ」も一種の「情報商材」でしょうけど。

ちなみに「情報商材」なるものを買って、その通りに上手くいかなくてもそれを「詐欺」とは言えませんよ。「Hな画像」と言われて買ったら、ただの「ビキニ姿のグラビア」だったと言っても、まったく販売者の犯罪性なんて訴えることはできません。これは、「詐欺」は刑法246条で「1.人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する」「2.前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする」と規定されていますけど、この「人を欺いて」と「不法の利益」を立証するのが無茶苦茶難しいからです。せいぜいが、購入者の「期待外れ」であった、って程度になります。そんなの、よくありますでしょ。しかし、お金は動きますわなあ。100万円儲ける人がいれば、100万円無くして泣き寝入りしている人がいると思えばいいのです。

まあ、「美味い話はそうそう転がっていない」という古典的な戒めで「胡散臭いもの」には手を出さない、ってことですかね。まあ、中にはかなり低い確率で「本物」があるかもしれませんけど、それを見抜くだけの眼力がある人なら、自分で何かやっているでしょう。余談ですけど、「オレオレ詐欺・振り込め詐欺(特殊詐欺)」が無くならないのは、「人と人が直接会わないから」ですよ。WEBもそうです。だから「もし、本当なら」って心理のみが現実社会より高くなるのでしょう。実験すれば分かると思いますよ。だからWEBってことになるのかな。ご用心。

「変」を考える編 目次へ




★怖い その41「素潜りでアワビの密漁… その岩陰に…」
★不思議 その31「水滴が…? どこから?」
★不思議 その27「人が壁をすり抜ける確率は? 電子のトンネル効果」
★不思議 その45「目を閉じているのに、何か見える…」
★思い その35「傲慢症侯群 傲慢は人格障害の一種 何を今更」


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