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変 その69「どーでもいいことですけど パートとアルバイトの違いって…」


パートタイム 「パートとアルバイトはどう違う?」なんて記事がWEBにありまして、この手のことはあちこちで書かれているようですが、結論を極力簡単に言えば、「パートタイム労働法」ってのはありますが、「アルバイト労働法」ってのはありません。このアルバイトってのはドイツ語で、「労働:Arbeit」の意味であるようですが、まあ習慣的には本業とは別に、または学業のかたわらに収入を得るために働くことってイメージで使われています。このアルバイトは「パートタイム労働法」の短時間労働者に分類されているようです。法的な区別などないということです。

ちなみに、嘱託や契約社員、臨時社員、準社員など様々な呼び方がありますが、要は「パートタイム労働法」の中で「パートタイム労働者」ってことになります。十把一絡げってなところです。正社員様以外はみなこのパートタイム労働者ってことですね。何とも、大雑把な分類であると思います。

この「パートタイム労働法」について興味があれば厚生労働省のサイトに行ってみてください。働く者の実態を、分かったような分からないような内容がしこたま並んでいます。この法律によれば、「パートタイム労働者」とは、「 パートタイム労働法(「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律」)の対象である「短時間労働者(パートタイム労働者)」は、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」とされているようです。この中にある「同一の事業所に雇用される通常の労働者」ってやつが「正社員様」という文脈ですね。「通常」ってところ、突っ込みどころ満載ですけど。つまり、正社員が当たり前の雇用であることを前提に、それ以外が皆、パートタイム労働者、ということになります。法律用語に「正社員」なんて呼び名はありませんけど。

つまり「パートタイム労働者」を別の表現で言えば「非正規社員」。何度かこのサイトでこうした区分のおかしさ(変)について書いてきましたが、「パート」と「アルバイト」の違いが疑問になるくらいこの国の雇用区分は「習慣的に複雑なだけで、要は差別的な雇用区分があるだけ」ってことです。総務省などは、雇用先での「呼称」によるデータを取っているようですけど、この辺りでもう、彼らが「世の中」をご存じでないことがバレバレです。「違いはない」って、お近くの省が言ってるでしょ。まあ、彼らに「横の交流なんて殆ど(いや全くか…)無い」から。

で、総務省の意味なしデータから見る「パートとアルバイトの人数の推移」とやらは、「パート」が2016年で988万人、対02年比で40%の伸び。「アルバイト」は2016年で415万人、対02年比で24%の伸び。それぞれ増加していますが、パートの伸びがアルバイトを大きく超えているんですって。この調査結果で総務省は何がしたいのでしょうかね? ほとんど意味のない調査ですよ。多分、どこかの代理店かなにかに少なくないお金(税金)を払って行った調査でしょう。使い道なんかないですよ。まあ、差別語である「非正規社員」が増えていますよ、ってことでしょう。

大義名分があるとすれば、少子高齢化の中で、特に中高年層をいかに労働力として使うか、パートに一つの在り方を据えて「新しい働き方」とやらを検討するってことでしょうか。

あの、言っておきますけど、正社員とやらも基本は「日給月給」のパートみたいなものですよ。長いか短いかって言ったって、パート側には「就業規則」のようなものが明確になっていないし、つまりは単純に「安い労働力」だったわけです。これが、高度成長を背景にした時代なら、雇用側にも被雇用側にもそれなりのメリットがあったのでしょうが、今や、そのパート収入が「世帯収入の+アルファ」ではなく、「生活の基盤」そのものになっている方がかつての時代に比べて圧倒的に多くなっていることは、調査だなんてことじゃなく、生活者の実感としてもはや明確なことです。

「パート」や「アルバイト」で生きていけますか? 電卓で計算してみてください(暗算でもできる)。安い労働力になってしまうと、そのままズッとその環境から抜け出せないのが現状です。

確かに、自分自身、労働の能力として適正な「労働市場」が出来上がれば、公平な労働環境ができると考えていた時期もあります。しかし、それはどこか「自己責任」という無責任な言葉で造られた「人に冷たい社会」に向かう選択でもあり、社会主義的であろうとも「ベーシックインカム(basic income):補足説明※56」というものが、検討されてもいいのではと考えることもあります。金が金を呼ぶような格差社会よりも、よほど「人が生きるよりどころ」となり得るように思います。すべての人に最低限の保証ができる国は少ないかもしれませんが、それによって「寄付」や「保護」などではなく、真に人の「自立」をベースにした社会が作れるのでは。

「パート」と「アルバイト」の違いがどうのなんて言っているうちは、まだ大丈夫なのでしょうけど、物事は「気が付いたとき」にはもう手遅れという場合が多いですよ。秀才ぞろいの「国家運営者」たちは賢こ過ぎて、自らの「矛盾」も「誤謬」も「あり得ない事」って思ってるのかも。

背筋が冷たくなってきます。オヤジの愚痴などのレベルではありません。

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