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変 その64「意味がさっぱり分からん… AIが東大に行ってどうなる?」


考える 変というより「意味」」が分かりません。ツラツラと考えてきたのですが、「AIは東大に入れるか」ってやつ…。「入ろうがどうしようが、それで?」ってな感じ。ちなみに、AIなるものは既に一般的な用語になっているのでしょうけど、念のために確認しておくと、人工知能(じんこうちのう:artificial intelligence、AI)とやらで、SF小説ファンには古ーーーーくからお馴染みのネタ。人工的にコンピュータに人間と同様の知能を持たせ、人間と同じ脳を人工的に作るってやつです。まあ、大体、アンドロイドが出てきたり、マザーコンピュータが出てきて人間を支配したり、意識を持ったコンピュータやロボットがろくでもないことをやらかしたり…。たいていは小説としてバッドな状況しか描いてはいませんね、このAIってやつに関しては。

まあ、そのAIに東大の入学試験を受けさせて合格させるっての、洒落でやるのなら分かるけど、面白くもなんともないし、まったく艶の欠片もない話、だと思います。問題用紙から問題を読み取って、それを理解し、その回答を書く、って作業をAIのプログラムが入ったコンピュータ搭載のロボット(?)にやらせようって事でしょうけど、私にはその「意味」、「意義」ってのがサッパリ理解できません。確かに、技術的なテーマとしては成立するし、それをクリアするハードルは高いと思いますが、多分不可能じゃないのでしょう。しかし、ではそのハードルを越えたら今度は何をやらせるのでしょうかね? どっかの企業の「営業」でもやらせるのでしょうか? コンピュータだから「総務」かね? で、いずれは「経営」とか?

まあ、科学というのは往々にして取っ掛かりは具体的・社会的な貢献を前提にして着手されるものではないでしょうけど、そこで開発されたものを某かの「商品価値」として具体的なものに作り上げるのは「市場」でしょう。東大に合格したAI君が社会に出て、どんな商品になるのでしょうか? 頭のいいコンピュータ? 笑えるけど、コンピュータなんだから頭はいいでしょう(計算能力は高い)。では、電卓になるのでしょうか。いやいや、コンピュータはコンピュータなんだからコンピュータでしょ。自分で勝手に仕事する。では、何の仕事をするの? って、もう完全に頭が閉鎖回路…。

本サイトの「補足説明※52」に「シンギュラリティ(Singularity)」ということを説明していますが、もしそこに興味がおありの方はご覧ください。簡単に説明すれば、「人工知能が人間より賢くなる」のは2019年位に起こり、2045年には「技術的特異点(technological singularity)」を迎え、「人工知能が人間などの能力をはるかに超え、それらは融合し、人類が新たな『世界=ポスト・ヒューマン』に入っていく」という、予言のようなものです。それ自体は確かに「起こり得る」かもしれません。「パラダイムシフト」が起きて、人類がかつて経験したようなことのない世界がやってくるかもしれません。「やってくるかもしれません」は否定しませんが、あくまでも「やってくるかもしれません」であり、先に述べた通り、現時点では「予測」というより「予言」と呼んだ方が妥当でしょう。

で、先の「AIが東大に合格する」とかって問題に戻します。私、「シンギュラリティ(Singularity)」ということは別として、「AI」の存在意義は「AIフィーバー」程度のものであり、研究テーマとしての普遍性はあるのでしょうが、基本的には「流行」のようなものだと考えています。なぜなら、「AI」なるものを成立させるためには、「数学的」「機械的」な事よりも、「知能」すなわち「人間」そのものからのアプローチが不可欠であると考えるからです。ここからのアプローチがまるでないように見えるのです。「東大に通る」なんてケチ臭いことをテーマにせず、「AIが源氏物語を読んで感動できるか」「AIに侘び寂びを理解させる」とかってテーマに挑んでほしいですね。それでこそ、AIが人間に伍する可能性を秘めた、SFもマッツァオの景色を見せてくれる「意義」があると考えます。東大なんてチンケな…。

そもそも、AIとは言っても人工的なもの、まあ、コンピュータでしょうけど、その上のプログラムとして成り立つもので、魂なんてものが入り込むわけではありません。こいつ等は、プログラムで動き、それは「数学」でできているわけで、「論理」と「確率」と「統計」の能力は持ち得ますが、「意味性の理解」や「未来予測」といった、主体としての「希望」「理想」「想像」「創造」「ストーリー作り」「懸念」「不安」「危機感」「白昼夢」等々諸々のプログラムを作ったとしても、それが「情」というものにつながるプログラムというのは数学的に可能なんでしょうか? とりあえずの「それっぽい」ことをやらせるのであれば可能な気もしますけど、極論を言えば「人間」と恋愛をするAIって出てくるのでしょうか。それとも、「知能」ってのは「情」とは別物ってことが前提? それは無いでしょ。

これはどこかで書いたかもしれませんが、「人間が絶対に手を出してはならないのは、自らと同様の存在を人工的に作り出そうとすること」だと思います。別に、宗教観とは関係ありません。理由は簡単、「自らの存在をその同様の存在に消し去られる」可能性があるからです。「AI」「遺伝工学」…。もういいじゃないですか、要らぬ「進歩」なんて。「東大に行くAI」作るのが技術的なチャレンジであるとしても、バカな頭を絞ってあれこれ考える「主体性のある人間」を増やす方が大事でしょ。人間は「AI」に手を出すほどまだ十分に賢くないのだから。

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