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変 その52「そこに人間はいない 一日7時間 あなたはどこにいるのか」


スマホ少し前ですが、新聞で少々驚くデータを目にしました。女子高生は1日平均「7時間」もスマホや携帯電話を使っているとか…。調査のN数(母数)は103人だそうですが、特異な数字が出たとは思えない。平均値ですから。ちなみに、男子高校生は1日「4.1時間」であるとか…。それでも長い。1日の4~7時間をスマホや携帯の画面を見て過ごすということは、その間、周りの景色や人の姿など見ていないということか。暇さえあればその画面を眺めているということなのでしょう。

その数字を見て、昔の「子供がテレビを1日に見ている時間」とかいった調査を思い出しました。私の世代の時ですから、もうン十年前のことです。記憶が曖昧なのですが、たしか「4時間」近かったと思います。学校から、「1日、2時間程度にしなければ家での学習がおろそかになる」とか指導された記憶があります。テレビを何時間見ていようが、スマホを何時間見ていようが、同じ事ではないか、と言われそうですけど、違います。昔は「茶の間(今のリビングルーム?)」というものがあり、テレビはそこに鎮座して、家族全員が見ているのです。一人にテレビ1台なんて、経済的に無理な時代です。

当然、家族と見ていますから「一緒に笑ったり、ドキドキしたり」ということで、周りに茶の間という景色もあり人間もいます。時にはチャンネル主導権争いで家族がヒートアップもします。つまり、一人ではない。しかし、スマホも携帯も、その画面を見ているのは一人でしょう。そこに映るのが、友人からのメールであったり、画像であったり、動画であって、確かにそれらは人から発信されるものでしょうが、そこには「人の体温」も「人の現実の姿」も「リアルタイムでの感情共有」「お互いへの感情移入」もないでしょう(多分)。そんなコミュニケーションで「相手への思いやり」「気づかい」など存在するのでしょうか?

その女子高生のうち、5人に一人が何らかのトラブルを経験しているそうです。誹謗中傷を受けたり、無断で個人の写真や個人情報を上げられてしまったり、嘘の噂を広められたり、色々あるようです。当然、ストーカーも発生しているようです。まあ、かつてのテレビの場合も「バカになる」とか「くだらない事ばかり覚えてしまう」とかいろいろ言われましたが、それで揉め事や事件が起こることなどありませんよ。

と、オヤジのボヤキくさい話になりましたが、素朴に、「7時間」という一日のほぼ三分の一の時間をスマホや携帯の画面を見て過ごしているとは、一体いつ、友人や家族、諸々の人と話をしたりしているのでしょうか? 画面を眺めている時、その人は「どこにいる」のでしょうか? トドのつまりは一人…。スマホや携帯でコミュニケーションする(したような気分になる)なら、直接会えばいいのに、と思うのは女子高生のメンタリティを理解していないオヤジだからでしょうかね?

そんなことを考えていると、ある言葉を思い出しました。「山嵐のジレンマ」です。「山嵐」といっても、姿三四郎の必殺技(古…)や、台風の上陸ではありません。あの、針に身を包まれたハリネズミのことです。ハリネズミは仲間同士、近づきたいのですが、その鋭い針が邪魔をしてお互いに近づけません。実際はそんなことないでしょうけど(ちゃんと繁殖していますから)、そのような人と人との関係を表現した言葉です。「相手を傷つけるのが怖い。それ以上に自分が傷つくのが怖い」という、まさに人間関係のややこしさを現しています。

だから、スマホや携帯という「小さな窓」からお互いに距離を取って接触しているのでしょうか。そういえば、会社という場にパソコンが現れて、直ぐ近くの者同士がメールでやり取りしているのを見て、非常に奇異に感じた経験があります。直接話せばいいのに…。文章で正確に事の次第や自分の考えを伝えるのはけっこう、難しい事ですよ。口で話す何倍もの労力がかかり、相当「誤解」を生みやすい。まあ、「言った言わない」をビジネスの場で防ぐためのエビデンスということでは理解できますが。それにしても…。

結論の無いような話はこの辺にして、私はスマホ、持っていませんから(ガラケーでの通話専門)、実際の所は分かりませんけど、あれは「オモチャ」と考えればいいのでしょうか。自分の感情をそこに移入させて遊ぶ道具と。お人形やママゴトセットみたいな。…ってな訳ないよな。

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