「不思議」「怖い」「変」を普通に考える。タイトルバナー

変 その51「日常の皮膚感覚で感じる経済 所得格差拡大の要因は…」


雇用経済の問題は実にややこしい。専門に勉強し、その実務に携わっている人でも「明確な処方箋」や「動向の予測」に四苦八苦しています。ましてや門外漢は…。

しかし、門外漢にはそれなりのアンテナで経済なるものを実体として捉える力があるのです。それは「日常生活」の中での「皮膚感覚」です。経済が何故ややこしいかと云えば、それは「欲」によって動くからです。「欲」という、人間の持つ願望・志向(?)は実に捉えがたいものです。それを明確に捉えることができれば、権力者にも大金持ちにもなれるでしょう。ただ、その欲をマクロに捉えきれなくても、ミクロには「感じる」ことが、多少は皮膚感覚で出来るのです。

ってなことは置いといて本題に入ります。破綻覚悟で考えます。

まず、マスコミで見聞きする「ジニ係数」なるものがありますが、これは「所得の格差を表す指標」で、ローレンツ曲線という「偏差」を表す統計学上の手法によって算出されるようですが、一応のことは「補足説明※18」に書いてありますので興味のある方はご覧ください。このジニ係数は1から0の相対値で表され、数字が1に近いほどその社会の「所得格差が大きい」ということとなり、0.4を超えると社会騒乱が危惧される状態ということになるようです。まあ、あくまでも指標となる相対値ですから、その危うさはそれぞれの国、地域で異なるでしょう。

このジニ係数が数年前に見た資料では日本で0.38程度だった記憶がありますけど、今ではとっくに0.4を超えているようです。しかしながら、この国は「暴動」などが起こりにくい国なので今のところは「不満の高まり」ということでは顕在化しているようですけど、まあ、即何かが起きるというような状況ではないでしょう。しかし、何かがトリガー(引き金)になって、不穏な動きが起こる可能性は否定できないでしょう。

厚生労働省はこのジニ係数の悪化に対してその原因を「世帯主の高齢化や世帯の小規模化などの要因が考えられる」としていますが、「アホか」とまでは言いませんが(言ってる…)、誰かが用意した模範解答そのマンマです。では、日本の所得格差は「自然の状態」でドンドン悪化する一途、って事ですね。解決の手段は「日本人の平均寿命が短くなることを祈る」とか?

ここなのです。日常的な皮膚感覚に及んでくるものは。資料をひねくり回しても分からないことが、極めて日常的な感覚で捉えてみると案外、見えてくるものです。ド素人の推量と言われようが、自分の目に見えてくる実体は「大本営発表」などとは全く異なるのです。

世界でのことは風呂敷が広すぎて分かりかねますが、日本においての「格差拡大」の原因は明らかに「雇用形態」「雇用システム」「所得システム」にあります。もっと砕けた言い方をすれば、この国の「所得」なるものには、その殆どが「雇われること」によって得られる、いや、それでしか殆どの者が「得られない」という両極端があるのです。故に「正社員」などという日本語とも思えないような「所得を保障されている者」などという幻想がまかり通っている現実があります。そんな勘違い、とっくに揺らいでいるのに、都合の悪いことには「脳」がシカトこくのでしょうか。

それを裏付ける資料として、厚生労働省が発表した2011年の「所得再分配調査」を見ると明らかです。日本の年収1000万円以上の高所得者(?)は10%にも満たない。その代わり、50万円未満の低所得者はほぼ25%…。「当初所得」が平均400万円ちょっとの中でですよ。「再分配所得」という、年金や医療費などの社会保障給付を加えた(計算ちょっとややこしいけど)、つまりはお国の制度の恩恵に与かっている者は、平均的な当初所得400万前後(もう少し下か)のところで均質になっていますが、年収が50万以下の者には一気に大量の公的援助が必要となり、それによって再分配所得を大幅に改善しているとアピールしています。見た目は確かにその通り。資料は下記のマイナビニュースのURLで見ることができます。

https://news.mynavi.jp/photo/news/2013/10/15/179/images/001l.jpg

しかし、その事実が如実に物語っているのは、生きていく方法が「雇用される」「会社員である」しかないような状況なのです。何とか会社に入れてもらって「お給料」を頂けないと生きていけないのがこの日本社会です。故に、50万円以下の年収の者が大量(4分の1)に存在し、大きな援助を公的に極端に行わなければならない。某総理大臣はお給料が上がれば世の中が良くなるというような能天気なことを言っていますが、「お給料」のない、定年退職者、失業者、リストラで解雇された人などは、またどこかで「お給料」をいただくしか収入を得る手段が無いのです。ここに、大きな "All or Nothing" の構造が出来上がって固着しているのです。だからブラックだろうが、それが強い立場ではびこるんですよ。

経済ド素人の厚顔ご容赦で、この状況の解決策を提案! まず、正社員や定年なんておかしな制度を撤廃。社会が不安定になるって意見もあるでしょうが、全てが不安定なら逆に安定するのでは? みんなが同じ状況になる訳ですから、妙な「職場内差別(?)」がまず無くなります。その上で、雇用はただの「期間限定契約(本来そうです)」にして、全員が自ら税金の申告をし、タックスペイヤーとしての意識を取り戻し(元々あったのかな?)、地元とつながった流通網を再度掘り起して、商店街を復活させる! 農業、漁業、八百屋でも畳屋でも「稼業」なるものを復活させて、ノーオフィスの在宅ワークをもう一度本気で厚生労働省が(昔、厚生省がやっていたのよね、テキトーに)推進させる。

難しいことなんて一つもないじゃないですか。発言の根拠! 不詳、私、雇用された経験は数年しか無し。でも、やっていけます。ネズミのように走り回ることを覚悟すれば。だから「雇用」にしがみつく必要はないんですよ。大多数が「お給料」でしか生きられない社会を壊さない限り、永遠に「所得格差」は拡大し続けます。さすがに大人しい日本でも、過激な組織ができないとは限りませんよ。サラリーマン比率が約8割(確か…)の社会は、高度経済成長の垢。

もう、そうじゃないでしょ。

「変」を考える編 目次へ





【商品検索】Powered by Amazon

↑「すべて表示」をクリックするとAmazon.co.jpの検索結果一覧に移動します。

■これからギターを始められる方のご参考にでもなれば。
木の音 バナー
「雑学を楽しむ」サイト
テキトー雑学堂 バナー
「花を楽しむ」サイト
花を飾る バナー


■サイトポリシー ■プロフィール
■お問い合わせ
ページトップへ戻る

Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Ureagnak All Rights Reserved.