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変 その38「加齢臭? メタボ臭? 疲労臭? 何、それ?」


臭い 匂い最近、世の中が臭くて仕方がないようですね。「加齢臭」「老人臭」「口臭」、で、「メタボ臭」「疲労臭」…。脇や足や頭が臭いのを入れると、もう逃げ場が無くなるように「臭、臭、臭、臭…」。キリがありません。もともと確かに日本は「無臭の文化」ともいわれる事がありますけど、それは「無臭」というより「ほのかな香り」を好むといった方がいいでしょう。バラやストックなどの「むせるような香り」よりも、キンモクセイやジンチョウゲ、フリージアなどの「香るか香らないかといった、目を閉じて香りの方向を探るような香り」を好むのでしょう。

しかし、それはそれとして、一体いつからこの国はそんなに臭くなったのでしょうか? 「加齢臭」なんて言葉が出てきた時には、「何だ、そりゃ?」と思いましたね。そもそも「体臭」の元はその殆どが、身体から分泌される汗や皮脂、それらが皮膚や衣類の細菌で分解されて発生するものです。つまり、お風呂に入って、洗濯をすればOK。日本は水が豊かな国なので「入浴」の習慣は相当昔からあります。洗濯も同様。水が豊富な文化ですから。それが「清潔さ」と「無臭」につながっているのでしょう。

ところが、「加齢臭」とかいって、30代からは「妙な匂いがする」とか…。何ですか、それ? 自分の経験からいって、公衆の場で「ウッ」と来るような臭いの正体は殆どが「風呂に入っていない」か「着ているものを洗濯をしていない」かです。汗や皮脂の分解臭はもともと、人が必要で皮膚の表面に飼っている(?)細菌が原因。しかし、この細菌は皮膚を他の有害な細菌から守ってくれています。細菌も生き物ですから人間の汗や皮脂を分解して食べているのです。その際に「酸っぱい臭い」や「生臭い臭い」「ツンとくる臭い」の成分を出す訳で、生物活動としては誠に自然。で、その臭いは洗濯とお風呂で除けます。それを怠ると周りの人に「ウッ」てな顔をされるのです。

まーたく、ノープロブレム。「メタボ臭」や「疲労臭」はどちらかといえば「病理」に入る匂いです。あと、過度なダイエットや糖尿病の特徴として「ケトン臭」「アセトン臭」といわれる独特の臭い(リンゴが腐ったような甘酸っぱい臭い)が発生します。「ワキガ」は今や治療可能なもの。余談ですが、あの源氏物語の光源氏は「えも言われぬ香りがした」そうですが、あれは「ワキガ」であるとの説もあります。いずれにしても「病理」に入るものは、これは本人も臭い以上に苦しい状態ですし、それを「臭い(くさい)」とか言っていたら「差別」に通じます。絶対数は少ないですから。

他にも臭いには「自己臭症:じこしゅうしょう(補足説明※27)」や「幻嗅(げんきゅう)」なんてのもあります。これも精神「病理」の世界ですが、日本人に多い「対人恐怖症」のようなもので、他者に対する「強迫観念」で「自分が臭くて人に避けられるのではないか」と悩み苦しむ事です。これは思春期に多く発症するようです。臭いは意識すればドンドン強く感じられてきます。

「加齢臭」なんて、殆ど根拠のない「差別用語」です。メーカーが商売のために作り出した言葉! 何か臭いと「あ、加齢臭」なんて思うのはド偏見もいい所。「風呂には入れよな」って思うくらいでいいでしょう。

数度の介護経験から言いますが、確かに「老人臭」なるものは、身体のアチコチが衰えたゆえの臭いとしてありますが、その殆どは「排泄物」。最初は多少参りましたが、そのうちに慣れてきますし、清潔にしてあげることで殆ど気にならなくなります。

人間には「慣れる」という能力があるのです。あまりにも周囲の「臭い」が気になる人はおそらく「過敏症」です。しかも嗅覚ではなく「心」の方にその原因はあります。その意味では「自己臭症」と同じようなものですね。

ちなみに、男性は女性に比べて皮脂の量が断然多いので、もし、奥さんの使っているボディシャンプーなんか使っていると、低刺激優先の泡では男の皮脂は十分に取れません。固形石鹸を使いましょう。皮脂の落ち方が全然違います。試してみてください。

とにかく、確かにお風呂嫌いで臭い人もいますが、日本人はもともと圧倒的に入浴頻度が高い国民ですから、殆どの人の体臭は弱いのです。「加齢臭」などという変な「差別語」を使わずに、毎日お風呂でゆっくりとくつろぎましょう。忙しい人も、できるだけ時間を作って。ちなみに、身体を温めるという事は健康に取って大切な事のようです。

いちいち「臭い」がどうのこうのと気を使うと、疲れますよ。

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