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変 その36「商品を理解しろって… 男の営業マンに生理用品を…」


女性広告代理店で仕事をしていた時に聞いた話です。これは、その上司から聞いた話ですのでホントの事でしょうけど、広告の仕事に限らず、クライアント(取引先)から「自社の商品に対する理解」を求められるのは当然ですけど、ある若い(独身)営業マンが某雑貨メーカーの生理用品の仕事を担当していて、そこの担当は女性ですが、男の営業マンに「あなた、うちの商品をちゃんと理解しているの」と言われ、言葉に詰まったそうです。そりゃ、困るわな…、男に「生理用品」なんて関係ないから。で、広告代理店の根性というか、その営業マンは「クライアントの商品を理解するために…」、生理用ナプキンを2週間くらい付けていたそうで…。

これ、笑い話ですよね。それで済ませたいのですが、本人はけっこう、辛かったそうで…。例えば彼女といい雰囲気になった時、そのチャンスの時に「自分のパンツにはあれが…」って状態だと、どういう気持ちでしょう。いくら理由を説明したとしても、もし彼女がそれを見たら…。例えばその状態で交通事故にでも遭って、服を着替えさせられ程の怪我を負ったとしたら…。血だらけになってもその場から逃げたくなるかも…。惨い話です…。

他にも、タバコを吸わない者が、外国タバコを担当して、打合せの時に「吸わざるを得ない」事になったり、納豆が苦手な者が、食品メーカで納豆を担当して、その試食に参加しなければならなくなったり。下戸が酒造会社の担当になって…、とか、そんな話はいくらでもありますが、それは仕事上の事。我慢するしかありません。タバコを担当して「私はタバコが嫌いです。皆さんも健康の為…」なんて言ったら、即、担当外されて、社内的にも干されるでしょう。みんな、慣れないタバコを吸い、苦手な納豆を食し、下戸は顔を真っ赤にして頑張ります。

しかし、男に対して「生理用品」は…。営業を女性に代えるとか手はあったのでしょうが、営業マンは自分の仕事を、人には渡したくありません。上司に相談もできなかったのでしょうね…。

しかし、そのクライアントの女性担当も、経緯はどうあれ、男に生理用品への理解を求めたって、どうしろっていうのか…。まあ、強要された訳ではないでしょうが(多分)、仕事の力関係からいったら、営業は「どうやったら理解できるか」って、追い詰められますよ。

その男の営業は若いからエイヤッでやったんでしょうが、所帯持ちの担当だったらどうするのかねえ。その営業の上司曰く、「なんか、あの…、それが、トラウマっぽい様子なんだよね…」とか。その後もその若い男性営業マンはそのクライアントで仕事を続けたそうですが…。

この話、不遜なやつの多い広告代理店の営業も、さすがに笑えなかった。私も…。そのクライアントの女性担当者は、その男子営業マンが「生理用ナプキン」を付けている事、知ってた筈です。どうして「そんな馬鹿な事、しなくてもいいから」と言ってやらなかったのでしょうか。笑うに笑えない、男のプライドが傷ついてしまう事が分からないのでしょうか。

これって、一種のハラスメント? まあ(多分)強要された訳ではないでしょうから、問題はないと思いますけど(無いのかなあ…?)、同じ場面に立たされた男性営業マンはどうするのでしょう。私なら、「社内の女性にお願いして、モニター調査をします」と答えそうになるけど、どう考えても変態扱いされそうな…。

まあ、「わが社の商品を理解しろ」と言われれば、それを使ってみるのが「お約束」ですけど、何だか、ねえ…。果たして、クライアント様のご担当はそれで納得、満足されたのでしょうか? だとしたら、気が滅入る…。

本件は、周りの者をからかって笑いたがる(性格の悪い)連中が多い広告代理店での話ですけど、その後、その件を口にする者はいなかったそうです。次は、いつ自分がそんな事態に追いやられるかもしれませんから…。

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