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変 その34「目指すべきは 残業代0じゃなく残業0でしょ」


残業斜に構えて世の中を見るつもりはありませんが、我が国のリーダーたちや官僚たちは「世の中は会社とサラリーマンでできている」と思っているのではないでしょうかね。だから、そこをいじると効果があると…。「企業の税制優遇と引き換えに給料のアップをせまり、サラリーマンの給料が上がれば国は良くなる」ってな。つくづくこの国は「資本主義」でも「修正社会主義」でもなく、「会社主義」の国家であると感じてしまいます。もうすでに、その「雇用人口」も「正社員」なる誤用呼称の人々と「非正規社員」なる、これまた誤用呼称の人たちの比率は逆転しているのでは? まあ、区分自体が誤用で「法的」には根拠のないものですから、統計取っても仕方はないでしょうけど。むしろ、サラリーマンとやらを全て明確な「個人事業主」に変えていくべきだと思いますが。国とだろうが取引相手とだろうが五分の目線でやっていける「仕事環境」を作るって事です。

で、テーマの「残業」とやらですけど、「個人事業主」なら、依頼された仕事にアディショナルな業務が発生すれば、当然その「追加料金」を請求します。まあ、サービスする事もありますけど、それは次の仕事のための「貸し」。それは「時間単位」ではありません。サラリーマンの「残業代」って「割増時給」ってことでしょ? という事は、サラリーマンが正社員だろうがこれは「時給労働」ですから、アルバイトと変わりありません。アルバイトなら、働いた(拘束された)「時間分」のお金は当然要求します。それが「労働集約的な定型業務」なら分かりやすい筈。しかし、現代のサラリーマンはその殆どが「資本集約的な判断業務(頭脳労働)」でしょ。これって「時給」制にそもそも馴染まないのじゃないでしょうか。例えば、常に「あと3時間でこんなアイデアを出せ」って言われてもそりゃ無理だし、出たとしてもその価値は「時給」?

そもそもが「資本集約型頭脳労働」中心のサラリーマンに「残業」なんてあり得ませんよ。それで、「残業代0」を選択的に導入しようなんて、妙チクリンな話です。今の政権は前の時も「ホワイトカラー・エグゼンプション」という、同じような事をやろうとして失敗したのに、また同じ事をやってますね。目指すべきは「残業代0」ではなくて、「残業0」でしょ。正確には、会社というあの「箱」に、不必要に拘束される事から「人」を開放する事を目指すべきでしょ。全ての労働者を「法的」「社会的」に「個人事業主」とすれば、「残業」なんて言葉、無くなりますよ。

「事業主」となれば、利益にも仕事の効率にも自ずと問題意識を持ちます。まあ、「時給制の労働集約型定型業務」は必ず残るでしょうから、それは正社員もアルバイトも無い「時給労働者」で残ればいい訳です。手堅い仕事の選択肢として。「派遣」なんて本来「法的」にはグレーどころかブラックです。「雇用」と「拘束(命令体系)」が別物な訳ですから。「派遣業者」は全て「アルバイト紹介業者」と名前を変えましょう。

これ、まともな提案と自分では当然思っているのですが、どうにもン十年経っても変わらないどころか、ますます「変」になっています。佐高 信が「社畜」と言い放った時、そこから変わっていくのかなと期待しましたが、全然、変わるどころか、ますます頑なになっています。疲弊した旧体制を固守する事に。ちょっと飛躍しますが、「だから、アングロサクソン連中にいいように食い物にされてしまうんですよ」って言いたいですね。彼らの「ビジネス文化」は「奴隷制度」を生み出しているのですよ。歴史観りゃ、分かる事です。

とまあ、自らは「個人事業主」で生きておりますが、何とも「考え方の」変わらない世の中というのは「息苦しい平和」と感じます。「平和」なのは文句なしに良い事であると思いますが…。
で、「残業」とやらにまた話を戻しますが、「パーキンソンの法則」によれば「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する(第1法則)」そうです。つまり、定時にあの「箱(会社)」から出られる人は、「定時」をリミット・ラインとして仕事をしている人で、残業する人は「残業」を前提として働いている人とも言えます。夏休みの宿題と同じです。「パーキンソンの法則」については兄弟サイトの「テキトー雑学堂:社会・政治その18」で書きました。興味がおありの方はご参考までに、見てやってください。

いずれにしましても、この社会は「壊れている」と感じざるを得ません。しかし、変化は急激に来ますが、人は「リニア(時系列的)」にしか状況を認識できません。ですから、打つ手も常に「後手」になるという仕組みです。それを打破するのがリーダーたちの責任なのですけど…、ねえ…。

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