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変 その22「ブラック企業? ホワイト企業もあるのでしょうか?」


ブラックブラック企業という言葉を目にする頻度が高くなってきたように思います。私、初めてこの言葉を何かで見た時、そもそもが違法なビジネスを行っている企業の事だと思い、「そんなの、いっぱいあるだろう。要はマフィアみたいなものか…」ってなくらいの認識でした。どうも違っていたようです。一般的な解説によると「過酷な労働搾取企業」だそうですが、Wikipediaによれば「英語圏では一般的にスウェットショップ(Sweatshop)と呼ばれている他、中国語圏では血汗工場(工廠)とも呼ばれる」とか。

つまりは労働法を順守せずに長時間労働やパワハラ(セクハラも…?)などの非合理・非合法な事を従業員に強いる企業を指す言葉であるということのようです。自身の不明は置いといて、フリーランスの身が長い私にとって「そんなの、昔からあるけど、何で今更…?」という素朴な疑問が浮かびました。別にブラック企業なるものを弁護しようなどとは全く思いませんが、そんなところ「辞めてしまえばいいのに」という考えは、おかしいのかな? 非難(誰から…)覚悟で言えば、どうしてそんな会社で働くのか?と思ってしまうのです。他に働く場所が無いから? こんな不景気なご時世だから、雇う側のほうが強い? って事なのでしょうか…。そんな時代的な背景もあるのでしょうが、会社勤めなんて昔からそんなものではないのでしょうか。

佐高信が「社畜」なる言葉を使ったのはもう相当、昔です。これは働く側の事をいった言葉で、ブラック企業とは会社側の事をいうのでしょうが、本質的な関係は同じであるように思います。そもそも、私が会社というものを嫌ったのも、「ろくでもないところ」とン十年前に思ったからです。昔から企業なんてブラックですよ。パラダイスのような「ホワイト企業」なんて見た事ないです(中にはあるのかもしれませんけど)。

もう一度言いますが、昨今のブラック企業なるものを弁護などする気はありません。それどころか、「ようやくそのことに世の中が気が付いたか」と思っているくらいです。サービス残業なんて昔から当たり前。パワハラなんて当たり前。セクハラも。長時間労働も当たり前。業務に耐えかねての自殺者もいましたよ。ド差別なんて大っぴらに社内を歩いていました。

ですから、今、ブラック企業と改めて呼ぶということは、「そうでない所があるのかな?」と思ってしまいます。そもそもが労働三法なんてのも機能しているのでしょうか。「タコ部屋(古…)」のような環境の職場も昔からありました。若い頃、そういう所に運悪くいた事もありましたけど…(問題になって裁判寸前まで行きました)。

何が言いたいのか? もともと企業なんてブラックですよ、って事です。「人を大事にする」「人を育てる」「全員が経営者となって」とか、やっていないから、できないから声高に社訓として掲げているのです。それができるのなら黙ってそうなっているでしょう。それにしても、どうして世の中は「企業」を中心に語られるのでしょうか? 昔からの素朴な疑問です。マスコミもブラック企業とかいって、一部、魔女狩りみたいな事をやってませんか。それが「正義」なんて振りかざして「ブラック」なんていったら、その方がよほどオゾマシイ。そのうち「ブラック農業」とか「ブラック漁業」なんて言葉も出て来るんですかね。キツイ長時間労働で収入が少ないとか言って…。

酷い会社ならみんな、辞めましょう。そしたら、その会社は潰れますから。「お前に何が分かる」と言われたら、多分「分かりません」と答えると思いますけど、問題は「企業」なのでしょうか? 私は「社会」の在り方だと思います。企業だけが黒くなっている訳ではないでしょう。そもそも「正社員」なるものが餌になるなんて、おかしなことです。「ブラック社会」になったら、終わりです。「ブラック国家(某国)」ってのも現にあるようですが、こっちの方がよっぽどゾッとします。

佐高信(ちなみに私は氏の支持者ではありません。是々非々のつもりです)の著書にもある言葉ですが「組織が腐るのは頭から」。誠にその通りです。本編の「変その7」でも書きましたが、「ピーターの法則」には説得力があります。順番からいえば「企業」にブラックが現れるということは、その親分である「政治」にブラックが現れているんじゃないでしょうか。そこから(昔よりもっと)おかしくなっていると考えるのが順当です。

まあ、「ブラック」なんて言葉、そのうちに無くなるでしょう。周りが全てブラックになってしまえば、目立ちませんから。

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