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変 その16「解雇特区? 世にも不思議な理解不能な言葉」


特区またやってくれます。某大手〇〇新聞。「解雇特区」なる言葉が紙面に乱れ飛んでいますが、なんですか、それ? 以前にも「従軍〇〇婦」なる造語(メインの発想は今は亡き某政党の党首?)を世に広めてくれましたが。しかし、そんな訳のわからない言葉で煽情的にキャンペーンを展開するとは、某〇〇新聞もジャーナリストとして苦心惨憺しながら部数拡大策をひねり出したのでしょうけど、戦前から全然(シャレではありません)変わっていませんなあ。部数が伸びると思ったら「核兵器開発促進」キャンペーンでも平気(これもシャレではありません)でやるでしょう。

と、お決まりの揶揄はおいといて、「解雇特区」なる言葉には笑った、というか、その必死さには敬服すら覚えました。危うく、それが正式名称かと思う所でした。正式には「雇用の流動を促す構造改革特別区域(特区)」でしょうか。特区には「経済」「行政」「教育」「農業」「福祉」と色々ありますが、それらは明確に社会の機能として成立しているものですけど、「解雇」ってのはねえ…。「カイコ、蚕…? 養蚕特区?」とつまらぬオヤジギャグで脱力的に突っ込みたくなります。

別に私は反〇〇新聞ではありません。むしろ、良くも悪くも、面白がっています。今回のはヒットです。これほど煽情的で理解不能な言葉を天下の公器に掲げるとは、お見事。そもそもが実はそれを望んでいるのは御社では? その恩恵に与かりたいのが本音でしょう。ただの赤字企業ですから。とはいえ、販促部にプロ野球選手を雇っている〇〇新聞よりはましな企業でしょう。

ちょっと皮肉が過ぎました。私は先に述べた通り「何故、雇用に特区なの?」という点が不可解でなりません。経済特区として雇用形態(システム)を「実験的」に模索するというのなら(百歩譲って)理解できなくもないですが、皮肉な事に○○新聞社の言葉の方がミョウチクリンながら、本質を突いているというのは笑えます。本来的に雇用形態というのは「特区」という政策(的実験)になじむのでしょうか? 成功の基準としては「雇用の流動性」でしょうが、これもよく分からない。「雇用形態に起因する所得格差の解消」というなら、まあ何となく分かります。色々な所から横やりが入って中々に特区ワーキンググループも難渋されているようですけど、そもそもが「突っ込みどころ満載」のテーマですし、入り口が間違っているから出口も間違うのは当然。

雇用の問題は個別の(数学的にいえば「閉じた」)問題ではなく、この国のシステムそのものの問題、つまりは全体の問題でしょう。そこに根本政策無くして「特区」などというのは、船が作れないから丸太でも浮かべて、水に浮くからこれがいつか船になるといっているようなものでしょ。非現実を超えて、シュールの世界です。

そもそも「雇用」が社会・経済の大きな問題であるなら、特区などというコップの中で「雇用」だけをあげつらわずに、「産業」そのものを俯瞰して見なければ「あちらの火事を消したら、こちらの火事を…」となるでしょう。農業や林業、漁業などの第一次産業の立て直しをリンクさせないで、何の政策的な成果が上がるのでしょうか? 皮肉にも、〇〇新聞のいう「解雇」だけで成果を上げる破目になるのでは。「人は産業にとって邪魔な存在」というパラドックスに陥っています。

楽観できる要素もありますよ。この国は「ものつくり」で成り立ってきたのは間違いありません。ちなみに「ものつくり」とは平安時代からある言葉だそうで、技術者、職人たちの仕事を指していった言葉だとの事です。この「ものつくり」の原点は個人の力から生まれてくるものでしょう。企業には大量に「作る」ことはできても「ものつくり」は無理です。個人の技ですから。企業中心の大量雇用の夢など、すでに過去のものです。

政府が要らぬことでドタバタせずとも、この国の「制度疲労」を代表する「雇用」は事実上壊れていますから、正社員(法律用語ではない)が問題となる雇用などではなく、農業、林業、漁業などの場面から「ものつくり(工夫)」の力が湧いてきますよ。その証拠に、まず「米」が美味くなっています。この国の財産である沿岸・近海漁業で獲れた魚たちも今までに無い位、新鮮な状態で手に入りやすくなっています。野菜も(ちょっと高いけど)かつてのミイラ売場から相当に変わってきています。兆しはありますよ。

正規雇用という、「実体のない身分と化してしまった」干からびたものよりも、産業のバランスを見直しましょうよ。この国の底力は政府やマスコミが思っているより相当に強いと感じています。とにかく、経緯(反論したい意図はあるのでしょうけど…、ねえ…)は別にして「解雇特区」などという何語か知らない言葉が出てくること自体、この国の何かがもう終わっていることを表しています。マスコミさん、部数伸ばしたくて煽情的になるとしても、しっかりしてよ。期待してないけど…。

変な事をしている暇があったら、次々!

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