「不思議」「怖い」「変」を普通に考える。タイトルバナー

変 その11「なんだこりゃ…? 無理があるよ、TV局さん」


アーク溶接先般、TVを見ていると相変わらずパワースポットなるものが題材にされた番組がありました。この手の番組はあまり見ないのですが、たまには…、ってな事でチャンネルを代えずに見ていました。設定は、パワースポットである某所にタレント3人が乗り込み、そこで「青い鬼火」「夜中に暗い廊下を歩く少女」「自分にだけ聞こえる人の囁き声」にタレントが慄き(演技でしょうが、何というか…)、その謎(?)をスタジオで解き明かすというお約束的な番組。

まあ、暑い季節になりましたから、風物詩と言う事でよろしいのでしょうが、あまりにもバカバカしいので笑えもしませんでした。

まず何がバカバカしいかというと、見ている端からそのネタがバレバレなのを真剣にやっているのはこの手の番組だから仕方がないとして、いくら金が無いとはいえ、もう少しちゃんと作り込めよ、と言いたくなる粗悪な内容と、その謎を解いたという「無理」な設定…。完全に脱力系。この手の番組はどれも一緒ですが…。

まず「青い鬼火」。確かに、よくある脱脂綿にアルコールを浸み込ませて燃やす、というのであれば確かに青っぽい光は出ますが、脱脂綿自体が燃えるため、炎に赤色が混ざります。で、その正体は「アーク放電」であるとか…。確かに大電流低電圧で空気中にアーク状の放電が起これば、青く光りますが、それなら「炎色反応」の方が早い。銅は青色に近いが緑がかった青。確かガリウムが青く燃焼するかな…。まあ、そんな事どうでもよいのですが、たかが「青い鬼火」出すのにアーク放電とは…。溶接やる訳ですか。資材が大変よ。

「暗い廊下を歩く少女」。これは完全に脱力系。ドライアイスの幕に映像を投影しただけ。本物の少女を歩かせるのと、どこが違うの?「自分にだけ聞こえる(人には聞こえない)人の囁き」などは、もうバレバレの技術でしょ。超指向性のスピーカー。それを向けた人にしか聞こえない。
ということはこの番組、心霊現象とはすべて金と暇を持て余した人間の「悪戯」という結論にしたいのでしょうか?それに何の価値があるのでしょう。

とまあ、目を吊り上げる程のものでもない事は分かっているのですが、もう地上波は終わりかと思いました。この程度のもので何とかなると思っているのでしょう。ただの安っぽいお化け屋敷を番組にしただけの粗悪品です。視聴者をかなり舐めているのでは? かつてのTV局の存在感はもうないのですよ。

それよりも「変」だと思うのは、怪奇現象を取り上げてその原因を探るというのはいいのですが、現象だけならいくらでも「理科室の実験」で再現できます。一番のテーマは、何故そこで「怪奇現象」なるものが起き、その「メカニズム」ではなく、その「理由」が問題なのだと言う点にあるのではないですか? 更には、その現象により、なぜ人が怖いと感じるのかを考えるのがまず最初に来るべきテーマではないかと思う訳です。

全く怖くない。なぜなら、背景も何もない。そこに微塵の物語もない。無理してやっているのがバレバレ。「怖い」と言う事に対しての「敬意」も「畏怖」も全くないから。書いていて、段々腹が立ち始めました。TV番組にそのような事を求める方がおかしいのでしょう。しかしながら、そこまで「お茶らける」のは如何なものでしょう? もう少しは真面目にやれ(オッサンの愚痴)と言いたくなります。提供していた企業のレベルも知れてしまいますね。そこの宣伝担当者、企画書、見ている筈だから。

不思議、怖い、更に付け加えるなら「畏れ」といった真摯な感情を、これでもかというくらい貶める番組が多すぎますけど、これは極め付けでした。たまたま見てしまっただけですけど。

どうでもいいことが冗長になってしまいましたので、この辺にしますけど、このTV番組って、もしかしたら、世の中に不思議な事ってありませんよ、全てはTV局と科学が解明できます、って洗脳することが目的なのかな? だから、いるはずのない幽霊なんかに興味を持つより、現実に価値のある商品を買いましょうって…。番組より広告とか…。

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