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不思議 その70「朝起きると、何故か悲しいって経験 ありませんか?」


悲しい イメージたまにある事なのですが、朝起きると、何故かとても悲しい気分になっている…。突然とてもハッピーな気分になって、なんてのはありません。いきなりハッピーなんてのは危ないような気がしますが、何故か「悲しい・哀しい」感情に、起きた瞬間、襲われるって事があります。そんな経験のある方、いらっしゃいますでしょうか。ちなみに、家人にはそのような経験は無く、二日酔いで頭が重い程度はあるそうです。まあ、無い人には無いようです。

別に「悲しい・哀しい」夢を見て、その記憶が残っているという訳ではありません。むしろ、普通に夢を見てその内容はむしろ楽しいものであったりするのですが、何故か目覚めとともに悲しい気持ちになっているのです。それは、しばらく続きます。10分~20分程度ですかね。そのあとは、普通の感覚に戻ります。別に実害はないのですが、気になります。起きる寸前までに見ていた「悲しい夢」を忘れてしまっていて、感情だけが残っているのでしょうか。それなら、数度あるそういった経験の中で一度くらいはそんな夢を覚えていてもよさそうなのですが、いつも、「悲しい夢」を見たという記憶は全くありません。理由なんて、分かりません。話は以上です。

ってな事で終われる訳はありません。仮説であろうと何であろうと、その「不思議な感覚」がなぜ起こるのかを、自分の持っている知識(いい加減なのも含めて)の引き出しをガサゴソと探って考えてみたいと思います。

まず、前提として、「何故か分からない、覚えていない」という事ですから、これは「意識」の世界にはないという事です。という事は、「意識の反対」である「無意識」の世界にあったものであると考えます。「識閾下(しきいきか)」という言葉がありますが、簡単に説明してしまえば「無意識」と同じ意味と言って間違いではありません。「識閾(しきいき)」とは「意識と無意識」との境(=閾)です。余談ですが「閾(いき)」とは「門の内外を区切るもの」といった意味で、「識閾下」が「無意識」ですが「識閾上」という言葉はありませんね(使わない)。これは「意識」とされます。で、この二つは先に述べた「門」という区切りで、ある条件のもとにそれぞれに分けられます。

と言いますか、あのフロイトの考える「識閾」をムチャクチャ簡単なモデルとして表せば、人が日常的に感じて考えるのが「活動に必要な意識」で、その日常的な活動に「不必要な意識」は「識閾下=無意識」の中に閉じ込められます。「不必要」と同時に「都合の悪い」ものも識閾下に閉じ込められます。で、その識閾には「門番」の様な者がいて、「不要・都合の悪い」意識、まあ「ヤな記憶」「欲望」「妄想」などという事になるのでしょうけど、それが意識側に出ていこうとすると無意識側に追いやってしまいます。で、人は「生きていくのに必要・都合の良い」意識をもって健全に生活します。門番が無意識側に諸々のものを閉じ込めれば、それは「忘れる」という事になります。ハイ、人間は「都合の悪いことは忘れる」能力を持っているのです。失敗した事や嫌な事をいつまでも引きずってクヨクヨとしないように、この「忘れる」という能力が備わっていると考えても、間違いではないでしょう。

ちなみに、ユングの考える「識閾下・無意識」は、もっと広い世界を持っていて、神話や生物の進化、宇宙の進化なども含んでいる広大な世界です。意識などはそのごく一部。まあ、フロイトの方が実践的な論ですが、ユングの方が人の精神をより広く解釈させてくれます。が、それゆえに複雑で、簡単には理解できません。曼荼羅なんて出てくるので、いったん思考が一休みします。

話を元に戻します。時々、この識閾の門番が居眠りしているか弱ってしまう時があるようです。となると、門の中、識閾下に閉じ込められていた「不都合な記憶」がその隙にこっそりと意識側に出てしまうことがあるようです。これを単純に言えば「嫌な事を思い出してしまう」という事です。それが完全な形で「出て」しまえば、意識=記憶として「あー、ヤな事、思い出しちゃった…」となって、それを、門番がハッと気付いて、再び識閾下へと閉じ込めてしまえば「再度、忘れる」という事になり、ヤな感情も薄らぎます。それはよくあることじゃないでしょうか。

で、もし、それが、「不完全」な形で門から意識側に漏れてきたとしたら、どうでしょうか。例えば、「何があったか」という記憶は伴わず、その時の感情のみが意識側に漏れてくる、とか。ってな事になると、「訳は分からないが、悲しい」とか「憂鬱」とかって状態になるのではないでしょうか。これも比較的珍しいことではないように思います。私の場合、それがなぜか日中ではなく、朝起きた瞬間に何度か起きた、と考えられないでしょうか。識閾の門番が「寝ぼけていた」のか…。

と、モデルとして仮にそうであっても、では「何故」そんなことが起きるのでしょうか。悲しいなら悲しいでハッキリとその理由と一緒に出てきてほしいものです。昔、可愛がっていた犬を捨てなければいけなくなった事であるとか…。ここは「仮説」ですけど、何かアクシデント的なことではなくて、「必要」があって、「悲しい」気分が漏れ出してきたのではないでしょうか。つまり、ある程度歳を取ってしまうと、識閾下もけっこう満杯の「物置状態」になって、なんか「火でもつきそうな」ヤバイものを、門番が意識側に掻き出して「捨てている」とか。それはもしかしたら何らかの「清算」の様なものではないでしょうか。長く生きてきたことで溜まってしまった「感情の滓(おり:沈殿したカス)」のようなものを「お掃除」しているのでは…。

よく「すぐに切れる老人」なんて言葉を目にしますが、「お掃除」が急すぎると「感情」だけがいきなり掃き出されてそうなるのでしょうか。私、そういうジイサンになるのは嫌なのですが、なんかそうなりそうな気がして…。で、今から少しづつ、門番君がゴミを出してくれているのか。しかし、それなら、朝の起き抜けからいきなり出すなよな、って文句言っても仕方ないか…。彼らに殊更のルールがあるとも思えないし。いつ、何が出てくることやら。ワクワクするような、気が重くなるような。門番君には、デタラメじゃなくて、上手くやってほしいものです。

あ、門番君、今日は「燃えないゴミの日」だから、ちゃんと分別のルールは守ってね。

「不思議」を考える編 目次へ


★怖い その41「素潜りでアワビの密漁… その岩陰に…」
★不思議 その31「水滴が…? どこから?」
★不思議 その27「人が壁をすり抜ける確率は? 電子のトンネル効果」
★不思議 その45「目を閉じているのに、何か見える…」
★思い その35「傲慢症侯群 傲慢は人格障害の一種 何を今更」


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