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不思議 その42「自分が自分から離れていく瞬間…」


分離「自分から自分が離れていく」といっても、幽体離脱の話ではありません。自分が経験した「幽体離脱(かな…)」については「不思議その20」に書きました。ここでの話は「未視感(みしかん 補足説明※31)」についてです。

これは、有名な「既視感(デジャヴュ:Deja vu フランス語)」の逆です。「既視感」が、実際は一度も体験した事がないのに、前にどこかで体験したように感じる事。しかし、それをどこで体験したのかは思い出せない。というのとは反対に、「未視感(ジャメヴュ:Jamais vu フランス語)」は、すでに経験している事を、初めてのように感じてしまう事。見慣れたはずのものが未知のものに感じられる事です。両方とも科学的には解明されていないようですが。

これは、「そういえば…」と思い起こされる方もいるのではないでしょうか。一般には「既視感」の方が良く知られていると思いますが、その逆もあるのです。ただ、それまでの経験まで失ってしまうようなものではないでしょう。そうなると「記憶喪失」となりますので。

私がそれをよく感じるのは、何気ない日常の中でです。人と喋っている時に、自分の頭の中にもう一人の自分がいるような感じで、自分が話している事を聞いているような感覚です。自分の話は当然、自分が経験してきた事、知っている事な訳ですが、それをあたかも聞き役のように「フーン、そうなんだ…」なんて初めて聞いているように感じている自分がいるのです。

別に多重人格とか、そういったものではないと思います。同時に起きますから。あくまでも、幽体離脱のように自分に自分が見えるといったようなものではなく、分かりやすく言ってしまえば、脳が二重になったような感じで同時に二つの意識が働いているような感じです。これじゃ分かりにくいですね。具体的に言えば、仕事柄、プレゼンテーションを行う事がありますが、これは練りに練った(時には手を抜いた)企画書を説明する訳ですから、そこに書かれている内容は全て自分が知っている事です。しかし、いざプレゼンテーションが始まり、お決まりの挨拶から始めて滔々と話し出している時、「へー、自分はこんな事を考えているんだ…」なんて意識が脳の片隅に現れる事があります。

不思議な事にそういう事を感じた時のプレゼンテーションは何故か結果が良い方に出る事が多い。その理由は分かりませんが、それではオチの無い話になってしまいますので、あくまでも仮説ですけど、私はこのように考えます。

自分という意識はひとつですが、実際には、運動したり(喋る事も含めて)、考えたり、何かをまとめたりする時、脳の様々な位置にある機能を総動員して一つの意識になるのだと思います。ですから、「自分」というのが脳のどこかに一つあるのではなく、様々な機能の集合体が「自分」であると思います。

とすれば、「話している自分」がいれば、それを「聞いている自分」というものも、機能として脳の中にあるのではないでしょうか。継続した記憶だとしても、それは何かのインデックスで記憶のグループが変わるとすれば、記憶とは定期的な刺激で維持されるもので、例えて言えば記憶は定期的に「書き直されている」のではないかと考えます。その書き直す時に起きるのが「未視感(ジャメヴュ:Jamais vu)」ではないでしょうか。

話しを小難しくするつもりはないのですが、その時は頭がリフレッシュされて、最新の記憶に編集し直される瞬間ですから、何と言うか、記憶自体が新鮮になって、意識が明瞭になるのか。だからプレゼンテーションでも頭が冴えたような感じになって上手くいくのか、も…。

ただ、そんなに理路整然としている感覚ではありません。どちらかといえば「不思議」をちょっと通り越して「怖い」感じを覚えたりもします。自分が自分から離れて自分を見ているような…。その意味では、幽体離脱も、本来、人には二つ(複数?)のものが内在していて、それが別れる瞬間なのでしょうか。

言葉として「未視感(ジャメヴュ:Jamais vu)」というものがあるので、それで説明していますが、もう感覚としては、自分が話している事を聞いている自分がいるような感覚です。まさに自分が自分から離れていくような感じを覚える瞬間です。

そんな経験がある人って意外と多いのでは…?

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