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不思議 その4「あの赤い球は何でしょうか…」


赤い球右の画像は日の丸ではありません。ただの赤い球です。ただしこれが宙を舞っているとしたら何なのでしょうか? 火の玉? しかし、炎のように燃えている訳でも尾を引いている訳でもありません。ピンポン玉のような真ん丸の赤い球が宙に浮いていました。よくカメラなどの撮影で、光の加減により赤い球のようなものが映ることはあるようですが、これは真っ暗な真夜中に浮かんでいました。

最初に見たのは私の父親です。しかし、私が生まれるズッと前の事です。そのころ父親はまだ学生で、時代は戦前です。昔の田舎では住居部分とトイレが別々に建てられていることが多く、私の母親の実家も昔はそうで、子供など、夜中にトイレに行くのに一大決心が入りました。怖くて…。

父親もそんな外に建てられていたトイレ、というより時代的には便所ですね、その便所に深夜、尿意には勝てず恐々と行ったそうです。木造の便所ですからガラスの窓などは無く、木の格子から外が見えたそうです。で、小用の途中ふと向かいの家を見やるとその家の軒下に何か飛んでいるのが見えたそうです。見た目は野球のボール程度で、それが軒下にフワフワと浮かんでいたそうです。火の玉とか尾を引いているとかいったものではなく、最初は赤い電球が風に揺られているのかと思ったそうです。

するとその赤い球が軒下を不規則にフワフワと移動し始め、やがてスッと上空に向かってフッと消えたそうです。父親は小便が止まったと言ってました。次の日、その家のおじいさんが亡くなった事を聞いたそうです。子供のころによく聞かされた話ですが、どうせ子供を怖がらせようとする作り話だと思っていました。ところがです…。

高校の頃、原付免許を取ってバイクに乗るのが楽しかった頃、私が住んでいたのは田舎でしたが、都市化の波というのか、山が次々に崩されて造成地に変わり始めていた時代です。山の上に作りかけの道や区画があちこちにありました。これが私にとっては最高のバイクコースだったのです。昼間は重機などが入っていて作業員もいますが、夜は無人。夜な夜なバイクで無人の道を走り回っていました。

ある日の夜、バイクで走っていたら造成地のふもとの方からピーポーピーポーの音がこちらに向かって聞こえてきました。ヤバい! パトカーだったら、誰かが真夜中の暴走ガキがうるさいとか通報したのかも…。完全に造成されてはいず、山の上の方にはまだ、昔からの人が住んでいます。慌てて隠れる場所を探しましたが、周りは造成中の見通しの良い状態。隠れる場所などありません。で、アタフタしていると、ピーポーの音は救急車でした。ホッとしたというか何というか。

救急車は山の方に上がって行き、間もなくその音が止まりました。田舎ですから山の上とてご近所です。誰か急病か…、と多少は気になって、山の上の家を見上げました。その時です。月明かりに照らされた田舎家のシルエットの中に真っ赤な球がフワフワ浮かんでいるのが見えました。真ん丸です。しばらくしてその球は上に上るように動き、失速したように下に動き、そこから空に向かってスッと移動し、フッと消えました。N状の軌跡を描いた訳です。その時は何だろうと思っただけなんですけど、しばらくして救急車が今度は音なしで降りてきました。

その瞬間、背中がザワッとしました。救急車がサイレンを鳴らさないのは、手遅れだった時、何て話を聞いたことを思い出し、同時に父親がよく話していた赤い球の事を思い出しました。もう、怖いなんてものじゃなくて、夜の造成地の道路を、フルスロットルで家までバイクを飛ばしました。

あの赤い球は何だったのでしょう。予定調和的に考えれば、人の魂が抜けていく姿…。父親も生涯に一度だけ。私もこれまでに一度だけ見ました。人の魂が抜けていく姿ならもっと見てもよさそうなものです。何かの自然現象? 不思議の本質とはまさにここにあると思います。説明が付かない。それはつまり、既存の言葉が追い付かないと言う事です。夢だろうが幻覚だろうが赤い球を見たのは事実です。普通に考えれば、そういう何かでできた赤い球があって、それが飛んで行った。そのマンマ。人が亡くなる時には何らかのエネルギーを発するのでしょうか。それが様々な現象で人の目に映るのか…。

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