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不思議 その18「人の視野の縁辺に見えるもの 錯覚ですかね…」


早朝高校生の頃の事です。大学受験の準備に入っていた時期ですが、多くの人がそうではないかと思いますけど、どうしても夜型になります。で、学校から帰ってきて寝て、夜、ラジオ(オールナイトニッポン。懐かしい…)を聞きながらとりあえずの受験勉強をするのが日課でした。

もう一つ、毎朝の日課というか習慣ができました。朝5時過ぎくらい、ラジオの深夜放送が終わった時間に、冬至前後の朝暗い時期ですが、原チャリに乗って山(山の方に住んでいましたから)から町までを往復して帰ってくるというものです。それから学校に行くのですが、まあ、ひとつの眠気覚ましみたいなものですね。で、原チャリで行きはまだ暗いのですが、戻りはもう白々と夜が明けかけています。

大体はそんな時なのですが、田舎ですから朝の早い年寄りが多いとはいってもまだその時間は人影など殆どありません。その日によってコースを替えていましたが、造成地などはまだ家もまばらで、絶好の走行コースでした。原チャリですからそんなにスピードが出る訳ではありませんが、それでもスロットルをあおればけっこうなスピードが出ます。その時刻では車も殆ど走ってはいませんからまさに、舗装されたばかりの道は独占サーキット。

で、そんな生活が受験まで数か月続いたのですけど、後半は慣れましたが、最初の頃怖かったのは、走っている最中、「人」が道の傍らに佇んでいるのがけっこう頻繁に見える事です。まだ薄暗い中ですが、走り抜ける間際に人が立っているのがチラリと見えるのです。気になってスピードを落とし、振り返っても、そこには誰もいません。何故か妙な体験を色々としていましたので、そんな事にある程度は慣れてはいたのですが、錯覚だろうと思いはするものの、頻度が高くなるとやはり怖いものです。

スポーツカーを高速道路などでスッ飛ばす方はご存知でしょうが(私も飛ばすことはあります…)、加速すると一気に視野が狭まります。F1の世界になると、ホント、目の前の遠くの景色以外は後方に流れて行き、殆ど横は見えないそうです。まあ、彼らは全身の感覚を集中させて走っているのでしょうが。

それほどのスピードではないにしても、人の姿が見えるのは、朝の明け始めた薄暗がりの時、スピードを出して若干視野が狭くなっている時、周りに家や建物などの構造物がある所(空地の横では見えません)、正面ではなく通り過ぎる瞬間の視野の横、という条件がありました。比較的ハッキリと人の姿が見えるのです。怖いとは思いましたが、見えるだけですから。

その事をズッと不思議に思っていましたが、地縛霊なんてもので自分を納得させようとは考えません。安直すぎますから。まあ、いたとしても、否定はしませんが。それで、何時頃だったか忘れましたけど、リープマン現象、パレイドリア、シミュラクラ現象なる事を何かの本で読んで、「アッ、これだったのかな?」と思いました。

リープマン現象とは振戦せん妄(体が震えて、幻覚などを起こしやすくなる状態。アルコール中毒や認知症の初期段階に見られる)の状態にある者の上瞼を圧迫して暗示を与えると、人工的な幻覚が見えるという現象。眼球への圧迫で単純に意味のない幻視が起こる場合もあります。パレイドリアとは壁のシミや雲が、ある意味のある形に見える事。人の姿とか。シミュラクラ現象とは超簡単に言えば「逆三角形に配置されたものを人は人の顔と認識してしまう」事(∵みたいな感じ)。ちなみにリープマン効果というものもありますが、これは「色の組み合わせによる錯視」で、あまり関係ないです。

それほど深く調べた訳ではないのですが、あの時、道の傍らに人が見えたのは、この三つの理屈で、何かの造形(木、壁の模様、庭の飾り物等々)が、すれ違いざまの視野の緑辺に人の形を自分の目に映らせたのだと、とりあえず納得しました。当時は原チャリでもヘルメットが義務付けられ、けっこうキツイヘルメットをかぶっていたので顔も圧迫されていました。

しかし、です…。いくつか見た人の姿の中にはかなりハッキリとしたものがあったのも事実です。男女の性別、髪型、着ているもの、体型などなど、一瞬とはいえ、かなりリアルに見えたものも…。

合理的に考えれば錯覚でしょう。しかし、何度も見た中に、上記の三つの理屈では説明できないものもあったように感じます。もしかしたら…。
私はいつも思うのですが、幽霊を否定も肯定もしませんが、もし、見事に生前の姿で現れている幽霊(死んだ人であることを知らない場合)を見たとしたら、人はそれを幽霊とは気づかないのでは。

あり得ない所に出るのが幽霊のように考えられていますが、電車の中に堂々と座っている幽霊がいたとしたら…。

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